前回の続きです。
ビクティニ:おはようございます!前回の続きという事で宍道湖が見える旅館からスタートです。
ミュウ:朝の宍道湖も清々しいね…
ビクティニ:朝の温泉や朝食に出たしじみの味噌汁は美味しかったよ!
サンダース:次は何をしようかな~。
ブースター:そういえば、作者が勾玉づくりや和菓子作りがしたいって言ってた。
作者:さて、チェックアウトも済んだところで出発だよ。
ビクティニ:次はどこいくんだい?
作者:それは行ってみてからのお楽しみさ…。
ミュウ:背景の山々も良いよね。
朝のしんじ湖温泉駅です。ここでもやはり吉田くんによく遭遇します。というか、この周辺はサイクリングロードにもなっているようです。もうちょっと時間があればいいのですが、予定が決まっているため、ゆっくり回れる時間もなさそうです…。
という事で、まずはこちらの『レイクライン』という周遊バスで回っていこうと思います。
内装はこんな感じにレトロ調になっています。この時期はクリスマスなのか飾り付けがしてありました。
ビクティニ:宍道湖が見えるバスもいいかもね(^^♪)。だけど、会津の方の周遊バスもこんな感じで内装がレトロ調にする事ができないものだろうか…。
なお、運転士さんに「フリーパスをください」って言えばこのようにフリーパスがもらえます。フリーパスは広電と同様に利用する日にちを10円玉などで削ればその当日に利用出来ます。
という事で、例の『ごうきんカラコロ美術館』にやってきました!こちらのごうきんカラコロ美術館は、かつて昭和初期に建てられた『旧日本銀行(松江支店)』だったもので、その当時のままで外観の大柱や地下金庫室の大扉、シャンデリア、回廊、そして支店長室の暖炉等が残されております。それだけレトロかつモダンな雰囲気が昔ながらさを物語っていますねw
ちなみに内装はこんな感じになっています。どうやらここでは、出雲地方でしか出来ない勾玉づくりや和菓子作りなどはこの歴史のある建物で出来るというわけです。ある意味貴重な体験ですねw
ということで、勾玉づくり体験から。まずは、この写真のように大まかなところから削っていきます。一見すると大変そうですが、やすりの平たいところと丸っこいところ
を上手く使い分けると削れやすいです。もっとも、私は比較的削れやすい軟石の方を選びましたがねw
ある程度な形になりましたが、まだ角々しいのでこの後丸く削っていきます。
やすりにサンドペーパーを巻きつけて、凹みのある部分は丸い方で上手く削っていきます。
ある程度丸く削れたら、スポンジ型のやすりで傷跡が残らないようにやすり掛けしていきます。これは、念入りに丸くやすり掛けします。先程とは若干やりやすいですねw
そして、勾玉らしい形になってきました。…ですが、この後11時から和菓子作り体験があるので、一度中断してその会場へ行きます。
ここが和菓子作り体験会場です。3階にあります。やはり扉も当時のままですねw
和菓子を作る際はこのような道具を使用します。普段はどこぞの城下町や和菓子屋でよく見たり、あるいはその美しい見た目で食べたくなったりするイメージがあったりしますが、実際に自分で作ってみると本来とは違った味わいがあったりするものです。
ビクティニ:さぁ~て作るぞ~!
という事で、職人の方に教わりながら自分の手で作っていく形になりますが、やはり和菓子は餡子や練餡を使うため、手がベトベトです…(汗) ましてや、削り作業もやっていたので、なおも事前に手を洗わないといけませんねw
ビクティニ:この道具はこうやって使って…。あ、途中で餡と餡をくっける工程もあるんだ。和菓子作りって繊細かつ失敗が許されないんだね…。
というわけで、二つの和菓子が20分かけて完成しました!私が作ったものは、『冬物』をテーマにしたもののようですね。なお、真ん中の緑のお菓子は松江の代表銘菓といわれている『若草』です。
ビクティニ:美味しそうだな~、後で宿泊する玉造温泉でいただこう…。
他にもこのような『菊の花』をモチーフにした和菓子もあります。見た目も美しいですよね。
菊の花のような形を作るには、このように小さな鋏を駆使することで『花』を見立てたお菓子が表現できるというわけなんです。
ビクティニ:作業が細かいんだね…。まさに職人技…。
どうやら季節によってそれぞれのテーマに沿っているようですね。私の場合、12月に行ったことから、『冬物』がテーマの和菓子になったんですね。ちなみに私の誕生日が12月と誕生日被れのテーマw。このあと、職人の方と色々とお話しをしました。
さて、勾玉づくり体験に戻りますが、研磨用のやすりを使って水に漬けながら凹みなどが無いように磨いていきます。こうする事で勾玉らしく光沢やつやを引き立てるのです。
そして………本物の勾玉が完成しました~(^▽゜)。この後は仕上げにコーティングをすれば完成でございます。
このように、キーホルダーにしてもらいました。『勾玉のキーホルダー』の完成でございます!
ビクティニ:おお、勾玉が出来上がった!僕のネックレスに似合うかなw
作者:これはキーホルダー。ネックレスではないからw
お濠も風情がありますねw
お城の石垣が見えてきました。これが松江城の入り口です。お城の周辺にはいくつか橋が架けられています。
さて、ここで『堀川めぐり』という屋形船で松江城を1周します。
この時期は冬ということもあり、『こたつ船』になっています。他にも『松江歴史館』もありますが、時間の都合上なかなか難しいところです(´・ω・`)
これが『堀川めぐり』の乗り場です。
実際に『堀川めぐり』を体験した動画はこちら↓
遊覧船を楽しんだ後は、いよいよ『松江城』へ!ここは門番があったのでしょうか?
松江城の周辺に松江歴史館や小泉八雲の旧居と記念館、武家屋敷などがある他、敷地内には3か所神社があるんですね。松江城で御朱印がもらえそうですねw
敷地内の二ノ門跡には『松江神社』があるんですね。
松江城についての案内書きがあります。案内に書いてあるように当時の松江開府の祖堀尾吉晴が5年間かけて1611年(慶長16年)に完成した木造の名城で、完成後の城主が堀尾氏、京極氏、そして松平氏と受け継がれていったようです。松江城はどちらかというと、鶴ヶ城のような本格的なものではなく、『望楼型の砦』といった感じです。
しかも、このお城には小泉八雲の『知られぬ日本の面影』より、『しかめっ面をした黒い屋根の下から、東と南を望むと、空を舞う鷹になったように、全市を一目で見渡すことができる』という説もあるそうな。
こちらが松江のシンボルともいわれている『松江城』でございます。こちらの松江城は全国で現存する12天守のうち、国宝の一つで唯一の正統天守閣ともいわれています。見ての通り木造建築のお城ですが、1611年(慶長16年)に完成したとだけあって歴史のある名城ですねwどことなく松山城に若干似ています。
これが城内の様子です。城内は鶴ヶ城と同様、様々な道具や遺物品、お札(ふだ)、ジオラマ等が展示されています。
見ての通り、昔のお城ではあるあるの急な階段も健在です。
この写真のように当時のままで残されている階段がこれだけ斜面が急なのが分かります。
ミュウ:すごい急な階段だね…。転げ落ちそうな感じ…。
そして、最上階の天守閣から撮った宍道湖です。松江城から見渡せる宍道湖もまた風光明媚です。
ミュウ:目の前に市街地や湖があって、その背景に山々がそびえたっているね。
このように松江城の配置がジオラマで再現されています。本丸が小さい分、周りの庭は広いようです。
松江城の周辺は市街地なのにも関わらず、園内は鬱蒼とした木々に囲まれた環境です。
また、園内は『馬洗池(うまあらいいけ)』という池もあります。ここには『松江怪談』にも出てくる『ギリギリ井戸跡』の説があるとかないとか…。
しばらく散策していると、大きな神社を見つけました。『松江護国神社』です。こちらの神社には、「大勝利を祈願する」という言い伝えがあることから、縁起が良いとも言われていたりしています。特に受験を受ける学生にはまさに打って付けなのかもしれません。なんでも戦争で命をささげた出雲や隠岐出身の戦没軍人が祀られているのだとか。
ビクティニ:「大勝利を祈願する」ということは…僕と似てるから、好きかなw
当然、御朱印も忘れずにもらいました。
もう一つの神社にも参拝しました。城山稲荷神社です。
こちらの写真のように境内には多くの『石きつね』があります。後から調べてみましたが、この神社にはなんと千体ものの石きつねが鎮座しています。これは、お馴染みの小泉八雲がこよなく狐を愛していたというのが由来だそうです。
ここも御朱印をもらいます。
松江城を後にして、バスで八重垣神社へ向かいます。
そういえば、昼ごはんをまだ食べていないので、こちらのお土産屋で食事にします。
そばをいただきました。出雲そばでもないのですが、これは『八重垣そば』といい、八重垣神社の特徴ともいうべき『鏡の池』をモチーフにした、いわゆる『縁結び』のそばです。
ということで、八重垣神社で参拝です。
神社ではお約束通りに手水舎で両手を清めます。
『八重垣神社』のお社です。出雲大社と同様に縁結びの聖地として人気を集めており、こちらの神社には、さきほどでも述べたように『鏡の池』といういわば『縁結びの池』があるのが特徴的です。
ビクティニ:夕暮れの神社も幻想的だな~。なんでも縁結びというだけ大晦日や正月には相当参拝客で賑わうんだろうね…。
ミュウ:明かりもいい感じになっているね…。
案内板でもあるように歴史が古く、縁起がいいとされているのが良く分かります。
この橋を渡って進むと、八重垣神社の最大の特徴である『鏡の池』があります。
こちらが、『鏡の池』です。
案内板にあるように、社務所からもらってきた『占い用紙』に10円玉か100円玉をのせてその紙が早く沈むと、良縁が早くなるとされることから縁起が良くなると言われています。逆に、沈むのに30分以上と沈むのが遅いと文字通り縁が遅いといわれ、近くで沈むと身近な人と、遠い所で沈むと遠方の人と結ばれるといわれています。
ビクティニ:やってみるか…。…って、社務所で『占い用紙』買わないといけないのな…。
これが『占い用紙』です。
ビクティニ:100円玉を乗っけてみよう…。ディアンシーちゃんと…(ry
このように池に紙を乗せると普通のおみくじと同様に運勢が出るようになっているようです。なお、私の運勢は『やさしい人をさずかる東と南…吉』でした。私には、まだまだ良縁の余地がありそうですねw。その後に100円玉を乗せてみます。
…とその時、悲劇が!!なんと…置き方が悪かったのか破れてしまった…orz
ビクティニ:!!やぶれちゃったよ~(><)
しかたがないので、代わりに10円玉をのっけましたがこれで早く沈んでくれると良いな…。…ということで、バスの時間が押してきているので、早く沈んでくれることを祈りながらもぼちぼちバス停に戻ります…。
先程、荷物を預けた売店に戻って荷物を回収した後、指定の時間でバス停に来ましたが・・・・・・バスが来ません。
なんで??? 私はその路線のバス会社に問い合わせたところ・・・。
もう出ちゃったようです。
そんなバカな?!…といっても次のバスが17:15分とかなり空いているので、やむを得ずタクシーを呼ぶ羽目になってしまった…。なお、後で自分の腕時計を見てみましたが、10分も遅れていた…orz
というわけで、宍道湖の夕日スポットにやってきました。
日御碕と同様に太陽は既に沈んでいますが、風景的には美しく見えると思います。
サンダース:海だ~!!
ブースター:どう見ても湖でしょw
シャワーズ:『宍道湖』だよ。この湖は海水と淡水が混ざり合う汽水湖になっているんだ。だから、この湖の水には日本海からの『海水』が入っているんだよ。その汽水域という環境から、しじみが良く育つんだ。なんでも宍道湖で獲れるしじみの生産量は日本で1位になっていて、ブランド品にもなるほどなんだとか。ちなみにこの湖の大きさは面積が79.1K㎡と日本の湖の中では第7位だよ。結構広いね。
ミュウ:今日も夕日がきれいだね…。
ビクティニ:小さな三日月も美しい…(;▽;)
写真の右側に浮かぶ小さな島のコントラストがなんとも言えません…。
寒くなってきたので周遊バスに飛び乗って松江駅に向かいます。
ビクティニ:外は寒かった~
ミュウ:バスがあってよかったよ~
ということで、松江駅に到着です。
さらに津和野までの切符(途中下車可)も買いました。
やはりかつ膳にそばは出雲ならではですねw。
ミュウ:僕はかつが美味しかったな~
ここから初めてJRを利用します。
普通列車で玉造温泉駅まで移動します。普通列車の車内はなかなか混みます。車両は113系と未だに古い車両を使っています。
玉造温泉駅に到着です。
普通列車はどうやら広島末期色のようですw。
ビクティニ:なんか黄色い電車だな…。
ビクティニ:ようやくついたね。
ということで玉造温泉駅に到着です。ここにもしまねっこのパネルがありますw
玉造温泉と言えば…やはりその名の通り『勾玉』ですよねw
さて、今宵の宿はこちら『山の井』に到着です。
お部屋はこんな感じになっています。いかにも風流ですよね
ビクティニ:今日は色々とドタバタしちゃったなw
ミュウ:でも、こんないい旅館に泊まれるのも良いんじゃないかな
サンダース:明日はどこいくんだろう
ブースター:明日はほとんど移動時間になるって作者が言ってたよ
お部屋が風流でいいですよね
館内も良い雰囲気です。
ビクティニ:こんな遠い所、なかなかこれないよね
ミュウ:旅の疲れも一気に消し飛ぶね
作者:これまで買ってきたお土産はそろそろ、お袋の実家や自宅に配送してもらおう。ついでに年越し用のそばも送るかな…
さて、姉妹館である『保性館』のお風呂にもいってみます
『保性館』の館内です。こちらも風流があっていいですねw
ビクティニ:お風呂だ~(^^♪
作者:もちろん、いい湯でしたよw。時間に気にすることなく入れましたw
夜の玉造温泉街です。温泉街に流れる川が何とも言えぬほど幻想的です。
ミュウ:川がきれいだよ~(’▽’*)
ビクティニ:夜の温泉街もこれまた格別だ~(^^♪
作者:玉造温泉は日本最古の湯として有名なんだよ。西暦733年編纂の出雲国風土記に『川辺に湯が湧き老若男女が賑わった』と記されていて、今から1300年前にはすでに名湯として賑わっていたようで正式な開湯は定かではない事から、日本最古の湯のひとつに数えられているんだ。なんでも出雲国風土記によると、『一度入浴すればお肌が若返るようになり、二度浴すればどんな病も治癒してしまう。その効能が効かなかった事は聞いたことがないので人々は神の湯と呼んでいる』と記述が残されるほどなんだとか。これが日本で初めて温泉と美肌が記された書物で、1300年前の女性も美肌には興味があったこと、そして、その当時は化粧品の乏しい時代に『天然の美容ツール』として重宝されていたことなどもあってか、美肌作用などの評判が都に伝わり、枕草子にも玉造温泉が記されるようになったんだって。そのことから『神の湯』と昔から多くの人々から親しまれるようになったんだよ。
ビクティニ:なるほどね~。道理で有名なわけだw
ミュウ:でも、この温泉地にそんな伝説があったなんて…。…ということはそれだけ歴史の古い温泉に入れる僕たちは幸せ者なのかも(^^)
ということで、お風呂上りに先程作った和菓子をお部屋でいただきましょう
ビクティニ:この『若草』というお菓子うまい~w
ミュウ:温泉に和菓子は合うよね
ビクティニ:おやすみ、ミュウ
ミュウ:おやすみ、ビクティニくん
作者:おやすみ~。明日はちょっと移動時間が多いから早めに起きてね
3日目終了
4日目へ続く