ビクティニと昔ロマンのブログ

好きなポケモンと旅行に出掛けたり、鉄道名所(景観路線や歴史ある鉄道スポットなど)スポットめぐりや風光明媚な鉄道旅、日本の観光地の歴史や景観めぐりなどを紹介するコーナーです。よろしゅうお願いします。

種類豊富!『加茂水族館』はクラゲの水族館?!そして『きらきらうえつ号』の車窓から見える夕日に感動!

こんにちは。今回は「クラゲの水族館」として有名な『加茂水族館』に行ってきたいと思います。

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まずは加茂水族館までクルマを走らせたいと思います。

ちなみにJR鶴岡駅から加茂水族館へ行くバスも出ているのですが、以下の時刻表を参考にしてみてください。

http://www.shonaikotsu.jp/local_bus/t004_kamo.html

また、JR鶴岡駅から加茂水族館までクルマで行かれる際は以下のルートがおすすめです。

 

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さて、こちらが最近話題になっている『加茂水族館』です。一昔前の加茂水族館は海寄り(駐車場)にあり、もっと地味な印象があったのですが、平成26(2014)年の山形DCに伴うリニューアル後の水族館は内陸側に建てられ、大規模で大変綺麗な印象になっています。加茂水族館は昭和5(1930)年に民間の水族館としてスタートしました。クラゲの展示種類は50種類以上展示されており、平成20(2008)年にはクラゲの繁殖等を授賞とともに古賀賞を受賞し、平成24(2012)念には種類数からギネス世界記録に認定されたようです。また、庄内地方沖に生息する約140種類の魚などを展示しています。

f:id:okuchichibu551:20190310164846j:plainまた、この水族館には天皇陛下様も来館された日もあったようです。

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入場料は1000円と他の水族館よりお手頃な価格で設定されているのはありがたいことです。

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この水族館は鶴岡市が運営しているという事もあり、鶴岡市の思いが込められています。

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水族館の入り口です。受付でチケットを購入してそのまま入れば良いようです。

ビクティニ:早速入ってみようよ!

ミュウ:どんな生き物がいるのかな・・・。

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江戸時代の庄内地方は磯釣りで賑わっていたようです。庄内地方日本海に面していることから、日本海の魚介類が豊富で生産量が多かったのでしょう。

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こちらの水族館にはレストランも併設されているようです。

ビクティニ:ここのレストランって割と本格的らしいけど、後で食べてみようね。

ミュウ:いいかもね!

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最初は淡水魚のコーナーから始まります。庄内地方は鮭が盛んな地域ということでシロサケもこの地域で生息しています。この地域でいうと最上川庄内川などでしょうか。

ビクティニ:鮭は普段我々の食卓で口にしているよね。

ミュウ:朝食ではおなじみだよね。

作者:会社へ出勤前に時々食べたりしているかな。っていうかほとんど朝食が菓子パンかトーストだからね、仕方ないねw

ミュウ:もっとちゃんとしたものを食べたらどう?

作者:お、そうだな。

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湧水コーナー。

にょろもう:川のお魚だ~。湧き水の音には癒される~。

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サンショウウオ

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川の魚

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池や沼に生息する魚。

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ナマズf:id:okuchichibu551:20190310190337j:plain

庄内地方には他の地域からの移入種の生き物も発見されているようです…。

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イカワやタカハヤ、タモロコなど九州や西日本などに生息する生き物が発見されているようです。

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ギンブナ。これらも池や川に生息する魚としてお馴染みです。

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鶴岡市には大山という地域の上池・下池は400年前から農業のための「ため池」として使われているようです。7月になると蓮の花が咲きます。またその池は「ラムサール条約湿地」に登録され、冬にはハクチョウと言った鳥が飛来して来ます。

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庄内沿岸の魚です。「日本海の魚は太平洋の魚と比べて美味しい」とよく言われますが、これは海流の影響によるもので、太平洋側は南から黒潮と呼ばれる日本海流が寄せているのに対して、その黒潮は栄養分に乏しいからだそうです。
 日本海側は対馬海流リマン海流がぶつかり双方は栄養分が豊富であるということから、その潮で育った魚は美味しいことになります。

その海流と栄養分の影響から日本海の魚は美味しいという理由にもなるわけなんです。

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ビクティニ:昨日の夕飯で食べた魚は美味しかったなあ・・・。北海道に行けばもっと美味しい魚介類が食べられるかな・・・。

ミュウ:昨日はホタテも焼いて食べたけど美味しかった!

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 オニオコゼやキュウセン、カサゴなどの魚が展示されています。

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オニオコゼ自体には毒があり危険な魚ですが、実は食用にされており、主に唐揚げや天ぷらにすると美味しいです。

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イシダイやシロギスなど、岩礁に生息する魚たちです。

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アオリイカ日本海で生息しています。昨日の夕食の囲炉裏焼のメニューでも出ていましたねw もちろん刺身にしても美味しいので、どこぞのスーパーでも売られていたりします。f:id:okuchichibu551:20190311221017j:plain

サケは産卵するために海から川の流れに逆らったりするのをどこぞのNHKの自然の生き物番組でも時々テレビで目にすることもあるのではないでしょうか。庄内地方や新潟など、の日本海沿いでは、サケが川を遡るという現象が見られるかと思います。あとは北海道に行けばサケの分布が広いのではないかと思います。もちろん、庄内地方のサケも自然に恵まれた環境で育っています。また、冬における食料としては大変重宝されてきたと言います。なので、自然の恵みで育った食べ物に感謝の気持ちで大事に食べていただきたいかと思います。

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サケの伝統的な加工品を庄内地方では「しょんびき(いわゆる塩引鮭)」と呼んでいます。秋に獲れた鮭(シロザケ)を塩漬けにして干した、いわば「冬の保存食」とされ、庄内地方における食卓として親しまれてきたのです。ちなみに新潟の村上式のしょんびきは「止め腹」といい、腹をすべて捌くというもので、庄内式は腹の一部を除いて捌くというものです。

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成長したシロザケはこんな感じに育ちます。北海道でも生息しています。

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水族館からは風光明媚な日本海が見れます。

 

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ヒラメやカレイなどの魚も日本海で獲れるんですね。ちなみに左側に向いているのがヒラメで右側に向いているのがカレイなんだそうな。

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 イソギンチャク。実際の話では植物なのか海藻なのか種類がまだわからないようです。

 

 

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他にも深海の生き物も庄内地方日本海沖に生息しています。モロトゲアカエビ(ぼたんえび)やホッコクアカエビ(甘えび)もよく洋食や寿司、お刺身などでもよく食べられています。

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緑色蛍光タンパク質GFPの発見と開発」でノーベル賞を取った長崎医科大学の下村先生もこの水族館とご縁があったようなんですね・・・。

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そして、この水族館で最大の売りであるのが・・・なんとクラゲなんです!

こちらのクラゲは「ミズクラゲ」の一種です。いわゆる一般的なクラゲとしてお馴染みです。クラゲはどれも毒を有していますが、こちらのクラゲの毒性は比較的弱い方です。もちろん、これらのクラゲも日本海沖で生息しています。クラゲも「食用」とされていますが、これには特殊な方法で食用にしているわけなんです。それは、「塩抜き」をすれば初めて食用になります。食用にされるクラゲは主におひたしや中華料理等でよく使われています。ちなみにこちらのミズクラゲパラオ共和国のもののようです。

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クラゲには心臓が無ければ思考力に欠かせない「脳」もありません。それは、自力で泳いでいるのではなく、水流の流れに沿って泳ぐ生き物だからなんです。クラゲもプランクトンの一種の1つなんだとか。そもそも、プランクトンは遊泳能力が無いのか海流の流れには逆らえませんからね・・・・。ちなみに傘の部分に見えるクローバーのような形をした部位が「生殖巣(つまり卵を産卵するための器官)」なんだそうな。

 

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タコクラゲ。水玉模様なのが特徴的で、傘の下には餌を取り込むための口腕の先に八本の付属器が付いていることから、その名前になっています。ちなみに毒性としてはミズクラゲと同様に弱いです。

 

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クラゲはミズクラゲのように透明できれいな種もいれば、触手が長くて奇妙な形や赤色をしたクラゲも存在します。そういった奇妙な形で触手が大きくなるほど毒性も強くなります。こちらは「インドネシアシーネットル」といい、毒性の低いクラゲ(ミズクラゲなど)や小魚などを餌にして食べています。傘の直径は大きいものは25cmになるものもあるのだそう。

 

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 アトランティックシーネットル。汽水域に生息するクラゲで、白く透明感があり、一見すると非常に綺麗に見えるのですが、毒はかなり強いです。こちらのクラゲも同様にミズクラゲなどを食べています。

 

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ルサーナジェリー(仮称)。半径が30cmにもなる大型のクラゲで、色はクリーム色なのですが、まれに傘の縁がすみれ色になるものもあるようです。

 

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ミズクラゲの仲間は非公式のものも入れると現在で約20種類以上発見されているようです。ミズクラゲは一般的なクラゲという事もあり、種類豊富なんですね。今後も発見されていくのでしょう・・・。

 

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ブルージェリー。ユウレイクラゲの一種で青みがかかっているのが特徴。このクラゲもミズクラゲを餌にして暮らしています。クラゲって共食いするんですね・・・( ゚Д゚) クラゲの世界はまさに弱肉強食ですね!

 

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チョウクラゲ。袖状の突起を開閉することで蝶が羽ばたくようにして活発的に泳ぐ、ちょっと変わった一種です。

 

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もともと当時の加茂水族館で展示されていた「クラゲ」はおまけのような存在感でしか無かったのでしょうけれども、クラゲの人気がここまで伸びるとは誰が予想したのでしょうか・・・。一時期は加茂水族館の厳しい経営の中、「クラゲ」の存在感が奇跡を起こしたと言っても過言ではないでしょう。

 

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クラゲ解説コーナーに展示されているクラゲの赤ちゃんです。虫眼鏡で見てみるとこんなに小さいんですね。なぜクラゲがこのような感じになるかというと・・・・。

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クラゲの生態サイクルとしては、まず受精卵の細胞分裂(いわばクローン)から始まります。細胞分裂した後に「プラヌラ」という幼生になると、海底の岩や貝殻などに寄生してイソギンチャクのような形状(上の写真)が「ポリプ」という状態になります。

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その後、ポリプの体が何層にもくびれ始めると「ストロビラ」になり、そしてくびれた層のストロビラから1つずつ離れて泳ぎだします。その状態で初めてクラゲの赤ちゃんになるのが「エフィラ」(上の写真の右側)という個体になるわけなんです。そして、そのエフィラがどんどん成長していき・・・初めて「典型的なクラゲの形」(上の写真の生後15日目)になるという事なのです。

 

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これがクラゲの赤ちゃんである「エフィラ」です。実際に見てみると、こんなに小さいです(写真だと分かりにくいのかもしれませんが)。

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顕微鏡で見たエフィラ(クラゲの赤ちゃん)です。

ビクティニ:クラゲの赤ちゃんはこんなに小さいというか細かいのね。まるでヒトデみたい。

ミュウ:初めて見たよ。

 

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ビクティニ:クラゲって、わりと透明に見えたりするから、美しく見えるよね。ちなみにクラゲは「刺胞動物」にあたる生き物で、その名の通り「刺胞(しほう)」を使って獲物を餌にしているんだよ。自分の体に刺激を与えるとクラゲの袋を反転させて「刺糸(しいと)」を繰り出してくるんだ。ちなみにその刺糸の速度は・・・なんと時速100キロ!!これは在来線の最高速度に匹敵する速さで毒針してくるんだよ。

ミュウ:ひええ・・・。クラゲってそんなに怖い生き物なんだね・・・。むやみに海には入らない方がいいかも・・・。

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サンドパン:これがクラゲか・・・。初めて見た。見た目は美しいが・・・。

にょろもう:クラゲって毒針があって、それに刺されるとすごく痛いんだって。

サンドパン:・・・クラゲってこんなに綺麗に見える姿とは裏腹に恐ろしい生き物なんだな・・・。ことわざに例えるなら「綺麗な花に棘がある」ならぬ「綺麗なクラゲに毒がある」だな・・・。クラゲって食べられるらしいけど、間違った食べ方をしたら大変な事になるだろうな・・・。

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他にもウミガメなども飼われています。

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また、この水族館では受賞もされているようです。クラゲの繁殖に関する研究の熱心さが伺えます。

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中には発光させて展示しているクラゲもあります。こちらのクラゲは「オワンクラゲ」といい、UVライロを当てると緑色に発光します。これは傘の縁に緑色の蛍光タンパク質(GFP)が含まれているからなんです。また、日本のオワンクラゲと比べると発光性が高いです。ちなみにこちらのクラゲは2008年の下村先生がノーベル賞を受賞したのがきっかけっで話題にもなったのだそうです。

 

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他にも光に集まる習性のある「シロクラゲ」や・・・。

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丸っこい楕円形の形をした「ウリクラゲ」もあるようです。一見すると透明に見えますが、中央が赤褐色に染まっています。毒は無いようですが、やはり共食いはするようですね・・・。

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ミュウ:クラゲって綺麗に光るよね。

ビクティニ:そもそも、クラゲの縁はどうして光っているように見えるのかな。

作者:クラゲはいわば「水中の宝石」と言われるほど綺麗に見えるけど、実は効率よく餌を捕食したりするためだと言われているんだ。また、生物同士のコミュニケーションや敵から身を守るためだという説もあるらしい。だけど、その具体的な理由までは分からない謎多き生き物でもあるからね・・・。原理としては色々あるけど、例えば先ほどのクラゲはタンパク質で波長の光に反射して光るし、この水槽のクラゲも筋が虹色に光っているよね。これは「櫛板列(くしいたれつ)」といって、いわばクシのように細かい板が並んだような形状が「スジ」となり、そこに光で反射させる事で虹色に光っているように見えるんだ。

ビクティニ:そうなんだ・・・。

 

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ビクティニ:実際、クラゲを飼育するのはめっちゃ苦労するよね・・・。

ミュウ:結構繁殖しやすいのかな。

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これが、クラゲの基本的な生活サイクルです。この図を見るとクラゲが如何に奇妙な生き物なのかが理解できると思います。

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クラゲのつくりです。クラゲのイメージとしては、タコやイカに似ていて、典型的なクラゲのイメージでいうと傘の下の細長いのが触手に見えそうですが、実は傘の周りについている肉眼では見えない細かい髭のような部位が「触手」なんですね・・・。本当にクラゲは謎の多い生き物ですね・・・。

 

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パシフィックシーネットル。アメリカ西海岸のカリフォルニア・オレゴン州に生息する明らかに毒性の高いクラゲで、繁殖時には海水浴場等に押し寄せることもあるようです・・・。恐ろしや・・・。

f:id:okuchichibu551:20190313231252j:plainプロカミアジェリー(仮称)。傘径が50㎝にもなる大型のクラゲで大きいものは1mにもなる個体がまれにあります。このクラゲも毒性は強いです。なお、日本では毒性が非常に強い事で知られるアカクラゲには酷似していますが、こちらのクラゲの方が毒が強いです…。

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パープルストライプトジェリー。傘径が1mにもなる大型のクラゲです。成長すると傘に紫色の放射状のスジが浮かび出ます。

ビクティニ:触手がすごく長いねw

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オキクラゲ。こちらは鉢クラゲの仲間でクラゲの種類としてはポリプ世代が無いのが特徴。プラヌラになった後、直接的にクラゲに進化します。刺激を与えると発光して威嚇します。

ビクティニ:こっちはもっと触手が長いw

ミュウ:なんか絡みそう・・・。

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ヤナギクラゲ。北海道太平洋側では通年。東北太平洋側では春に出現します。こちらのクラゲは北の海に分布しています。

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アマガサクラゲ。100m以深の水中に生息しているクラゲですが、浅い所ではごくまれに見かけることがあり、こちらの生態の謎は不明です。なお、この種は「かごしま水族館」から一部のポリプから繁殖させたもののようです。一部、姉妹水族館から譲渡されたものもあるんですね。

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ラビアータ。傘の裏側(口腕)の中央が王冠のように発達するのが特徴。

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キタミズクラゲ。成長すると傘の縁が茶色に染まるのが特徴。主に北陸以北の日本海側に生息し、庄内地方では1979年に遊佐町の地引網に掛かった時にしか記録されていないようです。

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クラゲドリームシアターでは大きな水槽に無数のミズクラゲが遊泳している光景が見られます。なお、この時期は冬ですがカラフルなライトアップがされていました。

ビクティニ:こんなにたくさんのクラゲが間近で見られるのはなんか不思議な光景だな・・・。まさに海の中にいるような幻想的な空間・・・。

ミュウ:すごいよね・・・。

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クラゲやしょうない庄内地方日本海沖に生息する生き物の他にも「アシカショー」もあるようですが、この時期は冬季なのでやっていないようです。ただ、この日はステージのプールでは元気そうに泳いでいました(笑)

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さて、お昼はせっかくなので加茂水族館にあるレストランのメニューが本格的かつセンスが良いと聞いたので、実際にいただいてみましょう。なお、我々が頼んだものは「白身魚とクラゲの刺身定食」でした。この時期は冬季という事もあり、とらふぐのメニューもあったようですが、クラゲがテーマの水族館という事で、クラゲを使った料理をいただきます。

ビクティニ:クラゲのお刺身は歯ごたえがあってうまい!白身魚も美味しい!

 

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また、レストランから眺める日本海の景色も格別です。

 サンドパン日本海の景色が風光明媚だな・・・。

にょろもう:北の方にいるはずなのに暑いほど天気がいいね。

 

★実際の様子★


加茂水族館でビクティニとミュウがクラゲを鑑賞

 

 そして、この後は水族館の「バックヤードツアー」にも参加してきました。バックヤードツアーはその名の通り普段は見ることができない水族館の水槽の裏側を見学するというものです。

 

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ビクティニ:金魚ってペットショップとかでもよく見かけるね・・・。

ミュウ:ここで育てたり、餌を与えたりしているのかな・・・。

 

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水族館の裏側は、展示用の水槽が舞台でいうと「控え室」のような感じです。予備水槽があるのは、展示用の生き物が死んでしまった時のためにスタンバイされているのでしょう。

ビクティニ:どこぞのお寿司屋さんや料亭にある生け簀ような感じになっているね。

ミュウ:これは生き物が死んでしまった時に放流するんじゃない?

 

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水槽の照明はそれぞれのテーマや演出に合わせたもので調光したり、またはそれにそった色で水槽を照らしたりしています。

 

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違う角度からイソギンチャクや岩場を見ているとまるで本当に磯場にいるような感覚に誘われます。

 

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真上から見た海の生き物を眺めるのも珍しいのではないかと思います。

 

 

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深海の生き物の水槽では深海らしく薄暗く表現するため、青い照明に黒のフィルターで覆っています。

 

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管理体制もしっかりしていますね。

 

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ろ過槽室です。ここでは水槽の水質や水温の管理が行われています。

 

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加茂水族館の水彩画も展示されています。現在は内陸側に移設されていますが、一昔前までは海岸よりに建てられていました。開業当初から当時のままのレトロな外観で、小さな水族館は、まさに地味な印象だったかと思います.

 

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 さて、水族館を十分に楽しんだところで鶴岡駅まで戻ります。

ビクティニ:初めて行ったけど、予想以上にコンテンツが充実してたよ。

ミュウ:クラゲが綺麗だったね~。

 

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鶴岡駅16:33発の『きらきらうえつ号(新潟行き)』乗車して帰路に就きます。

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鶴岡市は「お雛様のまち」でもあるんですね。ちょうど時期的にひな祭りの季節でしたし。

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ビクティニ:さようなら鶴岡・・・。

ミュウ:また行きたいね・・・。 

きらきらうえつゆうひ号 夕日の車窓★


かえりのきらきらうえつ号 日本海の夕日の車窓を眺めるミュウ&ビクティニ

 

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きらきらうえつ号の車窓からの夕日1

ビクティニ:車窓から見る夕日がとても綺麗・・・。やはり正月に島根県の旅行に行った時の山陰本線の車窓を思い出すなあ・・・・。

ミュウ:車窓から眺める海の夕日も良いよね。

f:id:okuchichibu551:20190316015446j:plainきらきらうえつ号の車窓からの夕日2

やはり日本海側の夕日の景色は大変美しいものですね。こうして見るとまるで山陰本線・・・いや函館本線室蘭本線根室本線の海沿いの車窓に見えるかな・・・?

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かえりも思い出ノートに書かせていただきました(笑)

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終着駅の新潟駅にて『きらきらうえつ号』を見送ります。

汽笛とミュージックホーンを鳴らして新潟駅を後にします・・・。

ビクティニ:ありがとう『きらきらうえつ号』!日本海の夕日には感動した・・・。・・・引退するのはやはり寂しいぉ・・・・(´;ω;`)

ミュウ:海の景色が素晴らしかったね。

この後、我々は新幹線で帰路に就いたのでありました・・・。

 

おしまい