こんにちは。今回は静岡DC開催による『井川線(南アルプスあぷとライン)』で星空の観測ツアーに参加してきました。
星空列車専用の往復切符とコーヒー券がセットになっています。
星空列車です。静岡DCということもあり、「しずおか元気旅」のHMが装備されています。
17:00に千頭駅を出発します。この列車はイベント列車なので千頭駅を出発するとアプトいちしろ駅、長島ダム駅、奥大井湖上駅に停車します。なお途中で2駅停車するのは『アプト式鉄道』の区間があり、それらの駅で専用の機関車が連結されるからなのです。
★星空列車の映像★
ミュウとビクティニがアプト式鉄道で行く星空列車ツアー 秘境駅で天体観測
途中の駅には桜が咲いています。家山の桜以外の井川線でも桜スポットがあるんですね。
ビクティニ:ここの桜も綺麗だよ。
ミュウ:夕暮れの桜も良いよね。
川根両国駅の桜。ここも大井川鉄道の桜スポットにもなっているようです。
途中のアプトいちしろ駅ではアプト式専用の機関車に連結されます。
アプト式専用の機関車と連結され、ここから長島ダム駅の約1.5kmの区間は90‰(1kmの距離に対して90mの高低差)の急こう配を進んでいきます。なお、ここから長島ダムまでは旧線跡を利用した遊歩道があり、ハイキングコースになっています。途中には旧線跡のトンネルがありますが、懐中電灯が必須になります。
ビクティニ:ここから『アプト式区間』に入るのか。凄い坂道だね。
ミュウ:体が傾くね・・・。
エーフィ:星空が楽しみですわ。
長島ダム駅です。ここでアプト式機関車と切り離して、そのまま進んでいきます。
ちなみに旧線はこの下を走っていましたが、写真奥に映っている『長島ダム』が建設されると同時にその旧線は水没されることになったことから、線路がこちらの新線に移り替わったようです。また、旧線は比較的緩やかな線路を通っていましたが、こちらの新線では勾配が急であることから現在の『アプト式鉄道』が採用され、井川線における観光名所にもなっているようです。ちなみに『アプト式鉄道』はかつて国鉄の信越本線(横川~軽井沢間)で昭和38(1963)年まで使われていましたが、現在日本における『アプト式鉄道』が唯一存在するのはこの井川線だけになっています。こういった急こう配で使われる特殊な鉄道方式は確かに活用できるかもしれないけど、本数の多い路線では効率が悪いから、ずいぶん大昔に廃止になったんですね・・・。それを考えると『アプト式鉄道』は観光用途が妥当なんですね(笑)
ちなみに『長島ダム』は高さが109m、堤頂長が308mあり、平成14(2002)年に完成した一番新しいダムです。また、大井川水系においては唯一の多目的ダムとなっています。
ということで奥大井湖上駅にやってきました。ちなみに秘境駅ということもあり、足元は暗いので、懐中電灯や携帯のライトなどを持って行くと良いです。また、星空は明かりが少ない又は明かりのない環境でないと星空が綺麗に観れないのです。そして、こちらの奥大井湖上駅は明かりが殆ど無いということで秘境駅で天体観測をするのにはこの奥大井湖上駅が適しており、静岡県における星空スポットにもなっています。
ということで、1時間この秘境駅で天体観測になります。
次の写真からは一眼で星空を撮った写真になります。星空を撮った写真を楽しんでいただけると幸いです。なお、星空の写真は部屋を暗くすると星が綺麗に観やすくなります。
奥大井湖上駅で撮った星空1
奥大井湖上駅で撮った星空2
奥大井湖上駅で撮った星空3
奥大井湖上駅で撮った星空4
ミュウ:星空が綺麗だね~。
ビクティニ:来て良かったな~。
奥大井湖上駅はデートスポットにもなっていて、別名『奥大井恋錠駅』という愛称にもなっていたりします。ちなみにこのハートの錠前(?)は千頭駅やロコプラザ(新金谷駅)で購入できます。恋以外にも、大切なものも叶うようですが・・・?
ということで真っ暗な秘境駅で施錠してきました(笑)
ビクティニ:ミュウちゃん、いつでも一緒だよ。
ミュウ:一緒に旅をしようね。
帰りの井川線でお弁当を食べました。
川根両国駅の桜にはライトアップがされていました。普段はなかなか見られないのでいつも見る桜より美しく感じます。
千頭駅に戻って来ました。到着したのは21:00過ぎで街灯や自販機の明かり以外は暗いです。流石にお店はこの時間ではやっていませんw
この後はこの駅前の宿へ帰りました。
井川線の星空ツアー おしまい