皆さん、こんにちは。今回は小樽で一押しの朝食と洋風文化のあふれる小樽の町並みを紹介するとともに散策して行きたいと思います。
まずはホテルから札幌駅まで徒歩で移動し、そこからJR函館本線で小樽駅まで移動します。
札幌から小樽までは電車でのアクセスならだいたい40~50分と見ておくと良いでしょう。
札幌から小樽までの車窓は途中の銭函~朝里間で目の前に海という車窓が楽しめます。なお、かつては札幌からの海水浴スポットの最寄り駅として知られていた『張碓駅』という駅がこのあたりに存在していたのですが、安全上の理由からか2006年に廃止されたようです。
小樽駅のホームには小樽の名物の1つであるガラスを用いた『ガラスランプ』が用いられ、さらには『鐘』のモニュメントが展示されている、おしゃれな感じになっています。こういうセンスこそ私の好みですが、これは一体何の意味があるのでしょうか・・・?
そう、これはかつて駅に列車が到着を予報として知らせる際に使われていた『むかい鐘』という鐘なのです!列車の到着を知らせる際、上り列車は2打で、下り列車は3打と決めて鐘を鳴らしていたようです。その鐘の音による列車到着音は昭和40(1965)年まで使用され、その役目を終えた後は小樽駅の入り口でひっそりと余生を送っているのです。なお、その鐘の音は自分で鳴らして聴くことができます。
ミュウ:なんか古い鐘があるけど、なんだろう?
ビクティニ:これは『むかい鐘』といって、昔は列車が到着する時に知らせるために使われていたんだって。
小樽駅の正面出口から出て左側の階段を上った所に三角市場という市場があります。ここではタラバガニやズワイガニをはじめとする海産物をはじめ、北海道のブランドメロンも取り扱っています。また、朝からやっているので小樽の朝食で海の幸が食べたいという人には大変おすすめなスポットです。
ビクティニ:魚やカニがいっぱいだよ!
ミュウ:海の匂いが少しするかも・・・。
作者:あ、ここでも夕張メロンや富良野メロンとかいった北海道ならではのブランドメロンが売られているのね。土産に1個買うかw 夕張だと高いから、富良野メロンがいいかな・・・。
ビクティニ:他にもズワイガニも買ったみたいだけど、みんな爪の部位だよ・・・。
作者:しょうがないでしょ、一番安いやつでも高いんだもの・・・。それにズワイガニの爪だったらグラタンやドリアで使っても美味いんだから。
ミュウ:確かに合いそうかも!
作者:というわけで、おじさーん、ズワイガニの一番安いやつをお願いね!
おじさん:はいよ~~!!
ビクティニ:結局買うんかい・・・。
早速、朝ごはんと行きましょう!・・・と頼もうとした時にメニューを見てみるとモザイクの掛かった丼に『あの丼』というメニューが・・・?これは何なのか店主に聞いてみると・・・
おじさん:『あの丼』がおすすめだよ~!
・・・と言われたので最初はあまり期待はしていなかったものの、早速例の『あの丼』を頼んでみることに・・・・。
すると・・・。
これはかなりの大物だ~!!!
そう、『あの丼』は出てきてからのお楽しみということもあり、仕入れ状況や時期にもよるのですが、これは丼としてかなりのボリューム感があります。
全員:いただきま~す!!
ビクティニ:・・・こ・・・こいつは涙腺が崩壊するほど美味いぞ~!!!こんなに美味いものを食べたのは初めてだ~!
ゴンベ:うまいっぺ~!!特にマグロなんかが・・・。
ミュウ:・・・ズワイガニが一番美味しい!
シャワさん:おれはこのいくらやホタテが美味しいぞ~!
ということで、朝食が済んだところで小樽駅前にあったレンタサイクル屋で自転車を借りて周辺を散策してみます・・・。
小樽といえば、言わずもがな有名な『小樽運河』ですよね!この運河の前身でもある小樽港は北海道開拓の玄関口として発展したのがその始まりでもあるのです。かつては大きな船を沖に泊めて、はしけ(台船)を使って荷揚げしてきたものの、取り扱う荷量が多くなると運搬作業を効率的に行う必要が出てきたのです。そのことから、1923(大正12)年に造られたのがこの『小樽運河』です。この運河の特徴といえば、普通の運河なら海面を埋め立て内陸を掘り込んだものがその主類だったりするのですが、そうでなく海岸の沖合いを埋立てて造られたことから、直線でなく緩やかに湾曲している形がその特徴です。これははしけが接岸できる距離を長くするための工夫の1つだと言われています。そして戦後になると、港の埠頭(ふとう)岸壁の整備で、その使命は終わりを告げることとなったのです。
現在では、散策路や街園が整備された観光スポットとして現在に至っています。
運河の全長は1140mあり、幅は道道臨港線に沿った部分は20m、北部(通称:北運河)は当初のままの40mあります。
散策路には63基のガス灯が設置され、運河沿いの石造倉庫群は当時の姿のまま残されてレストランやお店などに活用されています。また、夕暮れ時にはガス灯がともるとともに石造倉庫群がライトアップされ、とてもムードのある雰囲気を演出してくれます。
ビクティニ:夜に来たらもっと素敵な夜景になるだろうなあ・・・。
ミュウ:まるでヨーロッパに来たかのような印象だね・・・。
作者:もし小樽に宿泊ができたなら、ロマンあふれる運河の夜景が観れたのかもしれないね・・・。
小樽は運河の他にもオルゴールやガラス細工も有名です。オルゴール館にはオルゴールの他にもアンティークランプやガラス細工、ジブリのグッズなども展示されていたようです。
今回はオルゴール館で実際にオルゴール体験ということで、組み立てをしてみようと思います。
今回は写真立ての組み立てコースを選択しました。オルゴールの曲は『天空の城ラピュタ』でお馴染みの『君をのせて』を選びました。18弁のシリンダー式というもので、ドラム(シリンダー)がゼンマイの力で回転して、ドラムに付いたピンが櫛歯(振動板)を弾くことで、美しい音色が奏でます。また、そのドラムに付いたピンが曲の楽譜にもなっていたりします。
さて、組み方としては・・・
- ドラム(シリンダー)のギアを本体のギアに噛み合わせる。
- イモネジをドラムが回せる程度まで締める(締めすぎると回らなくなるので注意)。
- 締めたら金具を金槌でイモネジをかしめる。
- 「香箱」という左上の部品にゼンマイを入れる。
- 櫛歯(振動板)の先端部がドラムのピンと当たるように平行かつ適度な音量と音質になるように調節(だいたい間隔が0.4~0.8mmぐらいでピンと櫛歯がなるべく真ん中に来るようにする)。ゼンマイを回してみて実際に丁度いい音色になるようになればOK。
- 調節ができたら+ドラーバーで櫛歯を固定。
- 最後にゼンマイハンドルを取り付けて完成!
★完成したオルゴールを動かしてみます★
オルゴール館も運河と同様に草の生えた建物がいい感じです。また、ソフトクリームも富良野の酪農から使用されていてとても濃厚でした。
小樽の堺町通りは、とてもノスタルジックな雰囲気が漂っています。ここでも海鮮丼やラーメン、洋食系などといったレストランやお土産屋さんが数多く並んでおり、あたかも何も買い物せずにはいられないと言わんばかりに、大変センスの良い魅力的なものが多いです。大正硝子や北一硝子をはじめとするガラス製品のお土産、さらにはアンティークショップ。食べ歩きも出来る、まさに『北の軽井沢』という別名が付けられるほどロマンのある雰囲気です。
ビクティニ:いろんなお店が並んでいるな・・・。食べ歩きが出来そうなお店があるし、至る所にガラスのお店がたくさんあるよ。なんか欲しくなってきたよ・・・。
ミュウ:レトロな建物がいっぱい。まるで本当に西洋にいるかのような感覚になりそう。
そう、小樽のガラス細工は何を隠そうみな手作りのガラス製品がお土産として売られているのです!そういえば、群馬県のドライブに行った時に月夜野びーとろパークでガラス吹きの体験なんていうのがあったなあ・・・。
ビクティニ:従兄弟になにかお土産をあげないとね・・・。やっぱりマグカップかなw
ミュウ:食器としても使えるならいいけれど、食洗機には向かないものがおおいからなあ・・・。
他にも、アンティークショップなどでアンティークランプなるいかにもノスタルジックかつ洋風な電気スタンドも売られていたので、つい買ってしまいました。そのアンティークランプの値段はなんと・・・17,000円でした・・・。
作者:小樽の観光だけでかなりの出費になっちゃったw
・・・ということで次回は小樽の鉄道スポットを紹介しようと思います。
続く・・・。