ビクティニと昔ロマンのブログ

好きなポケモンと旅行に出掛けたり、鉄道名所(景観路線や歴史ある鉄道スポットなど)スポットめぐりや風光明媚な鉄道旅、日本の観光地の歴史や景観めぐりなどを紹介するコーナーです。よろしゅうお願いします。

雪の残る奥の細道 羽黒山の五重塔と出羽三山神社に参拝

こんにちは。今回は『きらきらうえつ号』に乗車して鶴岡駅で下車した後、レンタカーを借りて羽黒山に行ってきました。

 

鶴岡駅から羽黒山へのルートと所要時間は参考までに以下のGoogleマップを参考にしてみてください。ちなみに所要時間は約40分程度です。

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また、JR鶴岡駅からも路線バスが出ていますが、概ね1時間に1本程度のようです。

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 まずは「いでは文化記念館」の駐車場にクルマを停めて五重塔まで歩いていこうと思います。この時期は写真を見れば分かるように、積雪量が凄いことになっています。観光協会の方の話によると、随神門から五重塔までは徒歩で10分、山頂までは1時間とのことだったのですが、この時期は積雪があまりにも凄く、また完全に登山という体力勝負になってしまうため山頂までは五重塔を観た後、クルマを走らせて直接山頂まで行こうと思います。

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鶴岡駅の観光インフォメーションからもらった羽黒山マップ。随神門から山頂までは長い石段を登っていくようですが、石段は2446段あります。登ろうとすれば普通に疲れますよね(汗) 

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これが羽黒山の入り口にもなっている『随神門』です。羽黒山は標高が414mあり、湯殿山・月山とともに出羽三山の一つになっています。1400年の歴史を持つ「修験道の聖地」としても知られ、また『奥の細道』のゆかりの地にもなっています。

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羽黒山の参道は杉並木に囲まれた荘厳な環境で、それらの杉並木の中には樹齢300~500年の杉の木が約600本ほど生えており、中には樹齢千年の『爺杉(じじすぎ)』という巨杉も五重塔の近くにあります。それらの杉並木も特別天然記念物に指定されています。この日は積雪が酷く、山頂まで行くのにはかなり厳しいようだったので山頂までは歩きませんでしたが、石段の途中では蓮の花やひょうたんなどの彫刻が彫られているといわれ、33個それらの彫刻を見つけると願いが叶うと言われているようです。

 

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厳しい雪道を歩ていると、木々の奥にそびえ立つ『五重塔』が見えてきました。とはいえ、こんなに雪が積もっているとどれが道なのか分からなくなってきます・・・。

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五重塔の近くに生える『爺杉』です。樹齢は千年ということでしめ縄が絞められています。

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五重塔の麓まで来ました。近くで見るとかなり大きいですね。羽黒山参道の「一の坂」の道中に位置しています。こちらの五重塔は東北地方においては「最古の塔」とされ、平将門の創建という説もあるのだとか。現在から約600年前に再建されたとされ、高さは29m有し、三間五層柿葺素木造で昭和41(1966)年に「国宝」として指定されました。

ビクティニ:うわあ・・・、森の中にこんなに大きな塔が・・・。

ミュウ:しかもこの塔は木で出来ているんだね・・・。

 

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入り口から撮ってみると、いかにも荘厳な杉並木の中にそびえ立つ姿が「奥の細道」というロマンを思わせます。そして、雪と五重塔というのもなかなか絵になるんじゃないかなと思います。

 

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参道沿いに流れる川もまた、哀愁を感じます。

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羽黒山参道の石段です。石段の造りがまばらで、いかにも天然の雰囲気を感じます。

作者:この石段を見ていると昔に行った熊野古道を思い出す・・・。

ビクティニ:なんか沢の水の音がするよ。

ミュウ:雪解け水じゃない?

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ということで、羽黒山山頂まではクルマで移動します。『出羽三山』は『磐梯朝日国立公園』にあるんですね。羽黒山山頂まで行くのには、有料道路を通らなければならないので、往復分で400円です。ちなみに、山頂までの路線バスもありますが、時期と本数によっては少ない場合があるので、バスで行かれる際は本数に注意しましょう。

 

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羽黒山山頂です。駐車場にはレストハウスがあり、ここで食事や休憩等ができます。

 

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一応ここまでバスが来ていますが、やはり本数も少ないので注意が必要です。

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羽黒山の参道を登ってきた山頂には『出羽三山神社(三神合拝殿)』があります。

参道には「一の坂」「二の坂」「三の坂」と続いていたんですね。

 

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歴史博物館もあります。

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この鳥居をくぐると出羽三山神社(三神合祭殿)です。境内には「鏡池」が見れるはずなのですが、雪で埋もれているため見れません。

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お寺にあるような鐘もあります。除夜の鐘とかに鐘をついたりするのでしょうか。

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この時期は積雪が著しいのか、参拝する際はこちらの参集殿から入るようですね。

ビクティニ:神社って普通は階段を上がって参拝・・・というイメージがあったりするんだけどな・・・。

ミュウ:大雪だからここから入るという感じなんじゃない?

ビクティニ:なるほどね・・・。というか、間接的に神社に参拝するって珍しいよね。

 

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三神合祭殿は日本最大の茅葺の建物が特徴的で見れるはずだったのですが、あまりの積雪量で見れず・・・。とはいっても参拝はできます。さらに参拝した後はお祓い(御祈願)も受けてきました。参集殿はちょっとした資料館みたいな感じになっていて、この神社に関係する「修験道」のビデオが放映されていました。

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古株の置物も置いてありました。寄贈されたものでしょうか。

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出羽三山神社御朱印は2つのページに収まるほど大きくて立派なものでした。

 

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日本海の夕日です。もっと早くいけばもっと綺麗な夕日が撮れたのですが・・・、鶴岡市自体は面積がとても広いので先程の羽黒山からだとかなり時間がかかりますね・・・。まるで北海道を走っているような感覚です・・・。

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由良温泉海岸から見た夕暮れです。夕日はもう沈んでいましたが、夕暮れの空もまた美しいものです。

ビクティニ:夕暮れの日本海はいつ見ても哀愁を感じる・・・。

ミュウ:やっぱり日本海は風が寒いっ!(>_<)

 

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そろそろ日が暮れてきたので、今宵の宿へクルマを走らせます。今回泊まる宿は湯の浜温泉「華夕美 日本海」です。

ビクティニ:いい雰囲気だな。まるで北海道に来たかのような感じだな。

ミュウ:それはいえてるかも・・・。

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夕食は囲炉裏で魚介の浜焼きに舌鼓です。

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ビクティニ:磯の香りが最高!本当に北海道に来たような感覚になるよ。

ミュウ:お寿司にカニも美味しい!

 

★おまけ★

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ワニたたきゲーム

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きらきらうえつ号』の記念サボ1

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きらきらうえつ号』の記念サボ2