ビクティニと昔ロマンのブログ

好きなポケモンと旅行に出掛けたり、鉄道名所(景観路線や歴史ある鉄道スポットなど)スポットめぐりや風光明媚な鉄道旅、日本の観光地の歴史や景観めぐりなどを紹介するコーナーです。よろしゅうお願いします。

秋の会津&佐渡紀行2021 トキが暮らすふるさと 佐渡島

みなさん、こんにちは。

今回はトキがたくさん暮らす島『佐渡島』へ渡航します。

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佐渡島のトキ

 

ホテルを朝7時頃に出て佐渡汽船のりばへ向かいます。

 

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新潟港 佐渡汽船のりば

佐渡島へのアクセスは、新潟港から佐渡汽船のジェットフォイルかカーフェリーで行くことができます。

新潟航路の他に、直江津航路からでも行くことができます。以前は寺泊港から出る航路もありましたが、今は廃止されているため新潟港直江津港のどちらかになります。しかし、直江津港からの便1日に2便しかないため、新潟港からの方が便利です。もっとも新潟港からの便はカーフェリーとジェットフォイルの両方があり、本州から唯一クルマで渡航できるのも新潟港から出るカーフェリーだけです。ちなみに本州と佐渡島を結ぶ新潟航路と直江津航路はそれぞれ国道350号の一部にもなっています。

ビクティニ:佐渡島へ行くには、ジェットフォイルかカーフェリーで行くことになるんだね。離島だから結構遠いのかな・・・。

ミュウ:ジェットフォイルの方が早いからそれで行こうよ。

 

ということで、7:55発のジェットフォイルに乗船。新潟港を出てから概ね1時間弱で佐渡島に到着します。

 

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両津港

9:02 両津港到着

両津港に到着したら、レンタカーを借りて島内を回ります。

佐渡をレンタカーでドライブするには『アイランドレンタカー』がおすすめです。今回はトキの撮影が目的でやってきているので、1泊2日で十分回れます。レンタカーは2日分なら8~9千円で借りられるので、リーズナブルです。

ビクティニ:佐渡島にやってきたよ!トキはどこにいるのかな・・・?

ミュウ:ここが両津港なんだね・・・。

 

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トキの森公園

『トキの森公園』では、佐渡島に暮らすトキが必ず見られます。

ここでは、間近でトキを観察したりトキの生態系を知ることが出来ます。また、この周辺では野生のトキが見られることがあります。両津港からも近いのでアクセスは抜群です。

 

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トキの卵

公園内にある『トキ資料展示館』に入ってみましょう。

館内には、トキの生態や生い立ちなどの解説が展示されています。こちらは、トキの卵の大きさを他の鳥類の卵の大きさを比較したものですが、ダチョウやエミューなどと比べるとやはり小さめです。

日本で生まれたトキは今や絶滅しています。

・・・というのも、昔は狩猟の対象とされ、美しい羽毛が装飾品などに使われていたこともあり、西欧諸国に輸入されていたのだとか。当時、トキは田んぼを荒らす害鳥と考えられ、産後の肥立ちが悪い母親や冷え性の人に効くとされる闇鍋の食材にも使われていたという説があります。

かつてトキは、北海道南部から九州にかけて幅広く生息していましたが、明治期に入ると食用や羽毛を取るために乱獲されたことで数は激減し、大正期には日本ではほぼ見られなくなったことから、絶滅したとされていました。ところが、昭和初期には佐渡島で目撃されたことで、昭和9(1934)年に天然記念物に指定されたのです。さらに戦後には全国的に生息しているトキは佐渡島に6羽、能登半島に5羽が生息するだけになってしまいました。そして、最後の野生トキ5羽を捕獲し、野生のトキは絶滅しました。現在では、中国から譲り受けた個体から増殖および定期的な放鳥によって、佐渡島は今や『トキの楽園』と化しています。

 

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トキに関する生い立ちと歴史について
トキは大昔に『日本書紀』にも登場したほど美しい鳥として親しまれてきました。

しかしながら、江戸時代には狩猟で次第に数を減らしていき、ほぼ絶滅状態にありました。明治後期を境にトキは『保護鳥』に指定され、大正11(1922)年には『日本鳥類目録』で学名Nipponia nipponを採用。さらに戦前の昭和9年には『天然記念物』に指定されます。戦後の昭和30年代頃には、トキを保護しようという活動が始まり、昭和35(1960)年にはトキが『国際保護鳥』に選定されました。これを機にトキは『新潟県の鳥』となり、旧新穂村に『トキ保護センター』を設立し、『フク』『フミ』『ヒロ』の3羽の飼育が始まります。さらに『キン』も飼育も始め、クロトキも飼育されます。1970年代に本州最後のトキ『能里』が能登半島の穴水町で捕獲してすみかを佐渡に移すも、間もない時期に死亡しました。そして、昭和56(1981)年に最後の野生のトキ5羽を一斉捕獲したことで、野生下のトキは絶滅しました。平成に入り、中国からトキを借用して増殖を試みます。その中で、平成7(1995)年に日本最後の雄のトキ『ミドリ』は中国からきた雌と交配し、5個の卵を残し逝去。その4年後、中国から『友友』『洋洋』が到着し、『優優』が誕生。これが日本初で人工増殖に成功しました。そして、平成15(2003)年には、日本産最後のトキ『キン』が36歳で逝去・・・。日本生まれのトキは21世紀に入って間もない時期に絶滅したのです。

その後、自然繁殖は次第に成功し、平成19(2007)年に『佐渡トキ保護センター野生復帰ステーション』が設立され、その翌年には初めて放鳥が実施されました。こうして、佐渡でのトキ放鳥は定期的に行われるようになり、石川県や多摩動物公園、さらに長岡市や出雲市でもトキの飼育が行われるようになりました。今後の数年後には佐渡島以外の本土でも、トキの放鳥が見込まれるでしょう・・・。

現在、佐渡島で暮らすトキはすべて中国から譲り受けたものとその子孫が約480羽で暮らしています。

 

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日本最後のトキ『キン』の写真

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『キン』の剥製

日本で生まれた最後の野生トキ『キン』は雌で、昭和43(1968)年、幼鳥の時に真野町で宇治金太郎氏の手によって保護され、トキ保護センターで育てられました。『キン』は宇治氏の名前から付けられたものだそうで、平成15(2003)年10月10日まで日本育ちのトキとして最後まで生きてきたのです。

 

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『ミドリ』の剥製

昭和56年、人工増殖をするため捕獲された野生のトキ5羽のうち、雄のトキが『ミドリ』です。

これは愛称として識別用の足環の色が緑だったことにちなんだものです。その5羽のうち雌の『シロ』や中国のトキとのペアリングが試みられるものの、失敗しました。そして、平成5年には中国から来た雌と交配し、5個の卵を残して急死しましたが、残念ながらいずれも無精卵(孵られなかった)だったようです。

 

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トキの羽
トキの羽は大きく美しいものです。

トキが体をまっすぐにのばすと、嘴の先端から尾羽の先端まで約75㎝、また羽を広げると約140㎝にもなります。トキはもともとペリカンの仲間で全身は白いですが、羽を広げれば内側の羽が薄い赤色をしています。これがいわゆる『朱鷺色』といわれています。

 

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トキの孵化(人工増殖)
トキ保護センターでトキを繁殖しているところです。
孵ったヒナは、飼育員によって手厚く育てられ、成鳥になったら自然環境へ還えされます。

平成15年には中国から譲り受けた『優優』と『美美』が2個卵を産みました。自分たちで孵化させて子育てするのが最善ですが、当時はまだ数少ない貴重なヒナです。確実に成長させるためには、生まれたばかりの卵をそっと取り出します。子育ての訓練のため、巣に生後7日のホオアカトキのヒナを入れるも、そのヒナは真っ黒です。トキのヒナは本来なら灰色なので、産んだ親の2羽はあまりの違和感に驚いたといいます。また、ホオアカトキの声は普通のトキと比べると小さかったそうです。結局美美と優優から見放され、世話さえもしてもらえず、この訓練は失敗したこともありました。そんな試行錯誤を繰り返していく中で様々な方法を試み、人工増殖の改良が進められました。環境省は『共生と循環の社会地域づくりモデル事業』を実施し、その最終成果として『環境再生ビジョン』を策定、トキの野生復帰、自然環境づくり、個体数の確保ならびに地域社会づくりについてのビジョンを示し、トキの放鳥活動が始まりました。この環境再生のビジョンを受けたことで、『トキ保護増殖事業計画』においてトキの野生復帰を位置づけるため、改定を行い、その目標を達成するために環境省はもちろんのこと、様々な主体が連携を取りつつ、野生復帰の活動を進めているのです。

 

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トキが暮らせる環境づくり(ビオトープの整備など)
トキが暮らせるように、あるいは野生復帰に向けるため、行政を始め地域の人々、NPOなどによる環境づくりが行われています。

例えば、餌場の復元ならびにビオトープの整備、里山の保全活動、環境保全型農業への取り組みが行われています。また、トキが営巣林であるマツ林を保全するために、害虫の駆除や被害木の伐採など、松くい虫による被害対策などが行われています。

 

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トキの生態について

 

トキは、ペリカン目トキ科に属する野鳥です。

翼を広げると羽が朱鷺色に染まっているのが春から秋にかけて見ることができます。体格としては全長約75cm、体重は1.6~2.0kgあります。嘴の長さも16~18cmあり、その長いくちばしで田んぼのドジョウやカエルなどを捕食しています。また、様々な生き物が棲む佐渡島の田んぼは、農薬や化学肥料はほとんど使用していません。そのため『生き物に優しい農業』といわれています。農薬や化学肥料に頼らない農業を続けるのは大変ではありますが、農家の手間や工夫のおかげで、我々が普段の食卓で食べているお米が体に優しく美味しく出来上がるのです。

 

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ビオトープ
佐渡島には、様々な生き物の暮らしを支えるための『ビオトープ』が随所に設けられています。

これはトキをはじめ様々な生き物が棲みやすくするために整備された場所で、普通の田んぼのように作付けしておらず、1年通して水を張っています。このようにビオトープを整備することで多くの生き物たちが集まるようになります。

 

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田んぼの脇に設置された『魚道』
トキは、田んぼで泳ぐメダカやドジョウなどの小さな魚を餌としています。

それらの魚を水路と田んぼの間を自由に移動できるようにするため、『魚道』も整備されています。これは田んぼの生態系の維持ならびにトキたちの餌場を確保するために設けられたものとされています。

 

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田んぼに棲む生き物

佐渡の田んぼには、メダカをはじめケンゴロウやサドガエル、ドジョウ、オオタニシなどの小さな生き物たちが棲み着いています。このような田んぼに棲む生き物が豊富であることから、佐渡の農業はエコかつ環境に優しいものとされている理由でもあるのです。

 

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生き物たちの暮らしを支える『江』

美味しいお米を作る過程で、田んぼの水抜きが必須になります。その際、『江』を設けることで、田んぼに棲む生き物たちを逃がすことができます。特に秋になると収穫が始まるので、秋以降でも佐渡の生き物たちが暮らせるよう、このような工夫もされています。

 

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トキの1年と1日の過ごし方
トキは、2月から5月にかけて繁殖期になります。

その時、トキは首から背中にかけて黒灰色になります。気に入った異性を見つけたら求愛活動を行い、孵化期は雌と雄が交代で卵を温めます。抱卵期間は約30~35日間で、ヒナは45日前後で巣立ちます。

9月から1月にかけては非繁殖期となり、数羽から数十羽の群れを作り行動します。

繁殖期が終わると、黒かった羽から美しい朱鷺色に生え変わります。そのため、美しい朱鷺色のトキを見るのにはが最適だといわれています。

トキの1日の暮らし方としては、繁殖期も非繁殖期もほぼ共通です。

朝になったら、日の出とともに群れでねぐらを飛び立ち、餌場や田んぼに移動し、そこで昆虫や魚を食べます。昼間には水浴びをしたり、田んぼの畦や草地、あるいは木の上で佇んでいたりしています。夕方になるとトキたちはねぐらに帰っていきます。夜には集団で木の上をねぐらにして寝ています。

 

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人とトキの未来の物語
佐渡の田んぼは、トキをはじめ様々な生き物が棲めるような環境になっています。

米どころでもある佐渡では、農業を営む農家が田植えや収穫を行っている風景もあれば、トキが田んぼの中の餌を取ったり田んぼの畦で佇む光景も見られます。このようにトキや様々な生き物たちの生態系を保った環境下で農業を行う光景は、まさに生態系を活かした暮らしと景観です。

 

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公園内で飼われているトキ

屋外ではゲージの中で飼われているトキが見られます。

トキにも幾つか種類があります。

『クロトキ』は、中国やインド、東南アジアなどで生息しています。全長約70cmあり、魚類や昆虫を餌にしています。顔や脚は黒色ですが、体が白いのが特徴です。ロトキもトキ保護センターで飼育されており、トキの人工飼育や増殖の研究にも貢献しました。

『ショウジョウトキ』は、南アメリカ北部の沿岸に生息し、全長約60cmあり、カエルや魚類、カニなどの甲殻類を餌にしています。薄い赤色をしているのが特徴です。

『ホオアカトキ』は、エリトリア、スイス、スーダン、ドイツ、トルコなどの西洋に生息し、全長約80cmあります。主に昆虫やカエルなどを餌にしています。なお、こちらは飼育されていないようです。

他にも『ムギワラトキ』『ハダダトキ』もあります。

 

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トキふれあいプラザのトキたち
トキの森公園の『トキふれあいプラザ』では間近でトキの観察ができます。

ゲージ内はトキが棲みやすい環境にするために池や草地、樹木などを豊富に整えた環境になっています。ここではトキが池の中のドジョウを捕ったり、あるいは木の上で佇む姿などを観察できます。

 

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野生のトキ

佐渡島に生息する野生のトキは、新穂地区を中心に生息しています。

トキの森公園やトキのテラス周辺をドライブしていると・・・

草原に佇む野生のトキを見つけました!

初めて野生のトキを生で見た時は、思わず嬉しい気分になります。2~3羽のトキが集まっている場所付近にクルマを停め、早速一眼レフを構えて撮影します。トキの撮影や観察をする時は、クルマから降りず、観察する時はなるべく音は立てずに静かに観る、撮影する時は窓をちょっと開けて静かに窓の隙間からレンズを出してカメラを構えます。トキは警戒心が強いため、音を立てたり大声を出したりクルマから降りようとすると、せっかく見つけたトキたちはどこかへ飛んでいってしまうので、撮影や観察する場合は決してクルマから降りず、静かに見守りましょう。

 

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羽ばたくトキ

撮影に夢中になっていると、突然対向車がやってきたのでトキたちはどこかへ飛んでいっていきました。

トキが大きな翼を広げながら優雅に飛んでいく姿は、まさに美しい姿です。

トキの翼をよく見てみると、薄い赤色の朱鷺色に染まっています。これぞ、『佐渡のトキ』ですね!佐渡島に暮らすトキは、田んぼやその畦道、草地、雑木林などで見ることができます。また、朝方夕方になると群れで飛んだりするので、群れで飛ぶトキを撮影したいなら朝方か夕方が良いでしょう。

20世紀末期まではあまり目にすることは無かったトキですが、最近では毎年のように放鳥が行われているので、佐渡に行けばトキが飛んだり佇む姿が見られます。また数年後には、佐渡島以外でもトキの放鳥活動を行う計画が進められています。実際、既に新潟県本土や島根県出雲市などでは検討されているようです。こうして、佐渡はおろか本州でもかつての日本のようにトキたちが暮らす楽園になる日が近いのかもしれません。

 

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加茂湖
佐渡島には、一際目立つ大きな湖も点在しています。

これは『加茂湖』といい、周囲約17km、面積4.95k㎡あります。これは意外なことに佐渡島内にありながら、新潟県で一番大きい湖です。もともとは淡水湖でしたが、明治期に湖水の氾濫を防ぐため、一部の岸を海側に開削したことで汽水湖になっています。この湖は歌にも詠まれたことのあるほどの美しい景観に魅了されています。また汽水湖ということもあり、牡蠣の養殖も盛んで、水中のプランクトンが豊富であることから成育が早く、通常2~3年かかる出荷までの期間が1年ほどと短いのです。そのため、湖岸に牡蠣小屋、湖面に浮かぶ牡蠣養殖用のイカダがあちこちに浮かんでいるのが見受けられます。この湖で採れる牡蠣の生産量は年間で約2千トンにもなるそうです。

 

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佐渡のお寺『妙宣寺』
佐渡を代表するお寺といえば、『妙宣寺(みょうせんじ)』が代表的です。

妙宣寺は、佐渡配流の日蓮聖人に帰依した佐渡人最初の檀那・日得上人が、弘安2(1279)年以前に開いた金井新保の道場『阿仏房』を前身とし、天正17(1589)年に現在地へ移った際、妻の千日尼と共に自宅を寺として開いたのがはじまりといわれています。ここはかつて佐渡守護代竹田本間氏の居城だった場所で、境内の敷地内から観るといかにも城跡の雰囲気が残っています。境内に建てられた新潟県内で唯一の五重塔が特徴的で『正中の変』で佐渡配流となった日野資朝の墓などがあります。茅葺き屋根を施した仁王門や庫裏なども風格があり、五重塔も日光東照宮の五重塔を模した立派なデザインで、相川の長坂茂三右衛門と金蔵の親子棟梁によって建てられました。しかしながら、資金難のためか各層の高欄や浅唐戸が無く、未完成のままで終わっているようです。

ビクティニ:お庭や五重塔が風光明媚なお寺だね。しかも茅葺き屋根というのがまた雰囲気が出ている・・・。・・・来年は例の病気がなくなりますように・・・南無妙法蓮華経・・・。

ミュウ:観光バスも来てるよ。紅葉もきれいだね。

 

次は小木エリアへクルマを走らせます。

 

トキが暮らすふるさと 佐渡島』でした。