ビクティニと昔ロマンのブログ

好きなポケモンと旅行に出掛けたり、鉄道名所(景観路線や歴史ある鉄道スポットなど)スポットめぐりや風光明媚な鉄道旅、日本の観光地の歴史や景観めぐりなどを紹介するコーナーです。よろしゅうお願いします。

北海道&東日本パスで函館遠征記 2日目 彌彦神社を参拝して羽越本線で秋田方面へ

皆さん、こんにちは。

『北海道&東日本パス』で函館へ向かう旅の続きです。

 

2日目 8月11日

今回は、彌彦神社を参拝して羽越本線で秋田方面へ進みます。

 

富士屋の朝食

岩室温泉の朝食をいただきます。

米どころということもあって、ご飯は美味しいです。他にも新潟地場産のものもふんだんに使われていて、ふるさとの味を感じさせられます。

6人:美味しい!

 

彌彦神社 大鳥居の前
岩室温泉に宿泊後、彌彦神社にて参拝します。

タクシーの運転士さんに大鳥居の前まで送ってもらいました。

ということで、威風堂々とした大鳥居こそ彌彦神社の入り口です。

この大鳥居の前に立っているだけでも荘厳な雰囲気が漂っています。

ビクティニ:さて、我々は彌彦神社にやってきました。今日は彌彦神社で参拝してから秋田方面へ向かいます。

ヤドキング:おお、パワースポットじゃな。なるほど、境内から不思議な雰囲気が漂っとる。

ところん:涼しげなところですね。

マネネ:何を願おうかしら

トトロ:トトロ~(落ち着くのう~)

ゴンベ:ワスは函館でうまいものが食べられるのを願うっぺ

 

彌彦神社の境内

彌彦神社の境内に入ります。

境内に入った瞬間、なんとも言えぬ荘厳な雰囲気が伝わってきます。

ビクティニ:彌彦神社へ参拝に行くのが久しぶりだ

ヤドキング:森の中にあるような神社じゃな・・・

 

彌彦神社 随神門

こちらは昭和15(1940)年に紀元二千六百年を奉祝し建立された『随神門』です。
この門をくぐると彌彦神社の拝殿になります。

ビクティニ:涼しい・・・まるで日光東照宮にいるようだ

ヤドキング:ここでお参りじゃ。みな粗相のないように

ゴンベ:(函館で美味しいものが食べられますように・・・)

マネネ:(みんなが台風に遭わずに無事に帰れますように・・・)

ところん:(ウクライナの戦争が終わりますように・・・)

トトロ:(日本が平和になりますように・・・)

 

彌彦神社 拝殿

神髄門をくぐり拝殿の前にやってきました。

雄大な越後平野にそびえる弥彦山の麓にある荘厳な雰囲気が漂っています。ここは人々から『おやひこさま』として親しまれ、越後開拓の祖神天香山命あまのかごやまのみことを奉祀する北越鎮護の名社として古くから参拝者が訪れています。

ということで、ここで願い事をします。

ビクティニ:無事に函館までたどり着けますように・・・

ヤドキング:台風が東北地方に来ませんように・・・

 

弥彦名物のまんじゅう

彌彦神社を参拝した後は、名物のまんじゅうをいただきます。

実は弥彦は神社だけでなく温泉もあるので、大鳥居の通りには温泉旅館があります。本当は弥彦温泉の旅館に泊まりたかったのですが、あいにく満席だったようで・・・。

ともかく、彌彦神社前の商店には温泉まんじゅうが売られていて、しかも出来たてもいただけます。他にも『パンダ焼き』というお菓子も売られています。

ビクティニ:味噌まんじゅうおいしい!

 

夏の弥彦公園(もみじ谷)
弥彦公園も散策してみます。

ここは『もみじ谷』という愛称があります。夏の時期に来てみると、まだもみじの葉は緑色になっています。しかし、よく見ると一部が紅葉らしくオレンジか黄色に染まっている箇所があります。8月とはいえ「もう秋が来るのか・・・」という気分さえ感じられます。

紅葉の時期になると、夜はライトアップされるそうです。

 

弥彦温泉の足湯

弥彦駅前の広場にある休憩コーナーで休みます。

ここには弥彦温泉を利用した足湯も用意されています。

ビクティニ:弥彦温泉のお湯もなかなかいいね~♨

ヤドキング:生き返るのう~♨

 

弥彦駅

弥彦駅も彌彦神社をモチーフにしたデザインになっています。

ここから弥彦線で吉田駅にて越後線に乗り換え、新潟駅を経て羽越本線を北上して秋田方面へ向かいます。

ビクティニ:さて、次の電車は11:48の電車なので、そろそろ秋田方面へ進もう

ヤドキング:函館までの道のりはまだまだ長いぞ。この日は羽後本荘で泊まるようじゃが・・・

 

弥彦線から見る弥彦山

弥彦線の車内からは弥彦山がよく見えます。

この日は天気が良かったので弥彦山がきれいですが、このあと東北に台風が来ることになるとは・・・。

ということで、弥彦駅を11時48分に出発。

この後は、越後線と羽越本線を経て秋田方面へ向かいます。

ビクティニ:弥彦山が懐かしい・・・

ヤドキング:しかし、明日には東北地方に台風が来るらしいのう・・・

 

新潟駅

12時53分、新潟駅に到着。

新潟から羽越本線を経て秋田方面へ向かいます。

普通列車だけで行くとなると、乗り継ぎが悪いのか、なかなか難しいと思われます。

ビクティニ:さて、ここからずっと先にある羽後本荘駅までどのように行くか・・・。時刻表を見る限り、接続駅での待ち時間は普通に1時間以上はありそう・・・。せめて一気に酒田まで行ければ・・・

ヤドキング:・・・そうじゃ、このあと臨時列車の特急が出るはずじゃ

 

特急いなほに乗車

ということで、本来の『北海道&東日本パス』での移動とはちょっとかけ離れていますが、一部の区間で特急を利用することにしました。

今回は、夏休み限定の臨時便として運行される特急いなほ85号酒田行きで一気に酒田駅まで進みます。ただし、特急や新幹線では『北海道&東日本パス』を乗車券として使うことはできないので、別々に乗車券と特急券を一定の乗車区間で購入する必要があります。ちなみに、特急いなほには自由席が設定されているので、自由席券で購入。乗車券と併せて新潟から酒田までの運賃は4,800円弱。

ビクティニ:あたかも特急を使ってくださいと言わんばかりの臨時便だが、ここまでくると使わざるを得ないw

ヤドキング:夏休みに限っては特急が増発されとるようじゃな

 

特急いなほの座席(自由席)

今回は特急いなほで酒田駅まで乗車します。

乗車時は自由席ですが、やはり車内はややまばらで簡単に席を確保できました。むしろ指定席のほうが混んでいるのでしょうか?そもそも全車指定でこの時期に限って満席だったら、完全に詰んでたかもしれません。

ビクティニ:とりあえず、自由席に着席できた。あとは酒田までずっと乗るだけ

ヤドキング:なるほど、確かに秋田方面へは一気に進めそうじゃ

ところん:酒田まで特急ですか。快適な上に空いていてよかったです

ゴンベ:駅弁でも食べるっペ

マネネ:海の車窓とか見れそうですね

トトロ:(快適じゃ♪)

 

羽越本線の車窓
特急いなほ85号酒田行きで羽越本線を北上していきます。

車窓には、新潟らしく田んぼの景色が続いています。

羽越本線は、新津駅~秋田駅間を結ぶ271.7kmの路線です。新潟県の下越地方より庄内地方(山形県)を経由し、秋田県沿岸部まで結ぶ、東北地方の日本海側における主要幹線です。これは、秋田県の旧国名である出羽国、ならびに新潟県の旧国名である越後国を結ぶことから、出羽の『羽』と越後の『越』の文字を抜き取って『羽越本線』となったのが由来となっています。

越後平野や庄内平野では田んぼの風景の中を走り、新潟県と山形県の県境付近では海を見ながら走るという、なかなか風光明媚な路線です。

ただし、新潟駅から出る列車は、途中の新発田駅まで白新線を通ります。

ヤドキング:田んぼの風景ばかりでのどかじゃ

ビクティニ:でも、ここから羽越本線最大の見どころがあるよ

 

★特急いなほの車内で見られるデッドセクション通過光景★


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羽越本線は、村上駅を境に『直流区間』『交流区間』に分断されます。

特急列車の場合、村上駅を出発するとすぐに車内の照明が消えます。

これは、『デッドセクション』と言われる区間を通過しているためです。簡単にいえば、“架線に電気が通っていない区間”を走行しているからです。すなわち、電車が直流区間から交流区間へ抜けているのです。つまり、羽越本線において、新潟県側では直流区間山形・秋田県側では交流区間に別れているからなのです。

特急いなほはE653系という直流区間と交流区間を行き来できる電車を使用しているので、この列車の場合、直流区間から交流区間へ入る間に一度電源を落とし、電源入力を『交流』に切り替え操作をデッドセクション内で行っているのだと思われます。

なお、羽越本線の村上~酒田・鶴岡間においての普通列車はすべてディーゼル車(GVE400系)で運行されています。

 

笹川流れの車窓
県境付近に差し掛かると『笹川流れ』という名所に出ます。

これこそ、羽越本線の見どころともいうべき景観的な車窓です。

小さな岩礁が海岸沿いに浮かぶ、日本海らしいダイナミックな景観が車窓に映ります。日照りの日本海の向こうには離島の粟島も見えます。

羽越本線屈指の名所である『笹川流れ』は約11kmに及ぶ自然美の海岸線で、日本海からの荒波による浸食によって様々な奇岩や岩礁、洞窟など、変化に富んだ風景が楽しめます。また、遊覧船も出ているので、それで笹川流れをじっくり見てみたいものですね。

海里に乗車すると、笹川流れ付近で徐行してくれます。

ビクティニ:久しぶりに笹川流れを通ったよ。五能線の方はもっとすごいかもね

ヤドキング:海水浴をしとるのを見ると奄美大島を思い出すのう・・・

 

庄内地方の車窓

笹川流れを過ぎると日本海から離れていき、車窓の風景は庄内地方の田園風景へと変わります。

このあたりは出羽三山や羽黒山、加茂水族館が見どころとなっている鶴岡市です。

ビクティニ:また田んぼの風景に出た

ヤドキング:車窓の風景が楽しいのう

 

酒田駅に到着

15時57分、酒田駅に到着。

酒田市は、かつて北前船の寄港地という港町だった所です。そのため、まちなかには山居倉庫など、貿易に使われた名残が見られます。また、日和山公園では、2分の1サイズの北前船のレプリカやかつての灯台なども展示されています。

ここから、更に先の方へ進む普通列車に乗り換えます。

ただ、次の秋田行きが16時30分発とまだ時間があるので、それまで駅前の図書館でちょっと本を読んでから出発します。

ビクティニ:これで酒田市に来たの何回目だったかな

ヤドキング:わしは初めてきたぞい。見る限りかつては貿易で栄えとったそうじゃな

 

羽越本線の普通列車(701系電車)

さて、羽越本線の秋田行きが出発する時間が迫ってきたので、ぼちぼち駅にもどります。

これから乗る電車は、酒田駅を16時30分発の普通列車秋田行きの701系電車です。この電車は、主に東北地区における普通列車の主役として活躍しています。

ビクティニ:この電車で羽後本荘駅まで進みます。

ヤドキング:ちょっと中途半端な気がするが、まあいいじゃろう。調べたら秋田駅のホテルが高いので、羽後本荘駅周辺だったら比較的安いホテルがあったから、妥当じゃな・・・。

 

羽越本線の車窓 その2

この日の宿泊地である羽後本荘駅までは普通列車でそのまま進みます。

酒田以北の普通列車はすべて701系で運行されています。車内こそロングシートではあるものの、意外とそこまで苦にはなりません。むしろ窓越しの景色がどんどん流れていく光景がまた面白いものです。

酒田以北の車窓は、田園風景と日本海の車窓が交互に広がります。進行方向左側には日本海の景色、右側の車窓には鳥海山や奥羽山脈の風景が広がります。このあたりの海岸線は先程の笹川流れとは違い、割りとスッキリとした感じで岩場は少なめという印象です。さらに、秋田県に入ると風力発電も所々見られます。やはりこのあたりは風がよく吹く場所なのでしょう・・・。

ビクティニ:今日も1日が終わるのか・・・。今日も海の彼方へ沈もうとするお日様が美しい・・・

ヤドキング:しかし、明日の天候がちと心配じゃ・・・

 

701系に装備されているワンマン運転用の運賃表示器

羽越本線の普通列車ではワンマン運転が行われています。

ワンマン運転とは文字通り運転士一人で乗務形態を行うことです。羽越本線において無人駅が多いため、このようにワンマン運転が行われます。無人駅で下車する場合は、一番前の車両の運転室寄りのドアが出口となります。その時、運転士に切符を見せるもしくは乗車証明書か整理券で所定の運賃を精算する形です。まるで路線バスですね。まあ、このようなワンマン運転形態は羽越本線に限らず、いわゆる全国的にあるローカル線ならでは光景ですね。

羽越本線では、村上以北で基本的には2両編成かつワンマン運転で運行されています。なお、羽越本線では普通列車が通過する駅が一部あります。

 

羽後本荘駅に到着

17時33分、羽後本荘駅に到着。

ここで下車し市内にて1泊します。

駅名は『羽後本荘』となっていますが、ここは『由利本荘市』という自治体になっています。また、羽後本荘駅は『由利高原鉄道鳥海山ろく線』というローカル線の乗換駅にもなっています。

ビクティニ:さて、羽後本荘駅に到着。今日はここで一泊しよう

ヤドキング:このあたりは秋田のはずれにあるような所じゃな

 

羽後本荘駅の時刻表

羽後本荘駅の時刻表は概ね1~2時間毎に1本ほどの間隔で運行されています。

時刻表を見る限りでは特急も通っているものの1日に上下2本ほどです。あとは殆どが普通列車と全体的に少なく、列車が来ない時間帯もあります。時間帯によっては3時間も開くことがあるようです・・・。他にも貨物列車が通ったりしています。そして、先程も述べたように、普通列車が停車しない駅もいくつかあります。・・・まるでJR北海道の運行形態に似ていますね。

 

由利本荘市の名産品
由利本荘市は、“鳥海山・飛島ジオパーク”のあるまちです。

陸地には鳥海山をはじめ奥羽山脈の山々、海には『飛島』という離島があるという、まさに自然の中に囲まれた環境です。

また、由利本荘市は『本荘ごてんまり』をはじめ、『本荘うどん』、『秋田由利牛』という秋田のブランド牛、様々な日本酒やジャージー牛乳などの名産品が盛んです。とりわけ、『本荘ごてんまり』はいわば『手まり』ともいわれ、日本に古くから伝統美のある手芸品です。もともとは遊び道具として使われていたのが始まりとされていますが、この『ごてんまり』は無限の創作の可能性を秘めた民芸品として世界的に認められています。

 

由利本荘市のホテルに宿泊

この日は、由利本荘市内のホテルに宿泊します。

駅から徒歩15~20分ぐらいの場所にある『ホテルアイリス』にて1泊。本来であれば翌日に『リゾートしらかみ』に乗車する予定です。しかしながら、台風が東北地方に上陸してしまう恐れがあるので、場合によっては断念せざるを得ない状況になるのかもしれません・・・。

ビクティニ:とりあえず、ここで1泊だ。ここは秋田市から離れた場所にあるから、安くて空いているホテルを選んだらしい。でも、問題は明日からだ・・・。

ヤドキング:明日は大きく天候が崩れるらしいのう・・・。予報によると、明日の午後から台風が上陸していずれここに台風が来るやも知れぬ。そうなると、本来なら明日は泊まる予定だった弘前市はスルーしてそのまま北海道に入ることになるかもしれんのう・・・。

 

夕食

夕食は、ホテル内にあるレストランで食事にしました。

メニューは、秋田由利牛を使ったハンバーグをいただきます。

6人:いただきます!・・・美味しい!

 

ホテルの部屋

由利本荘市のホテルで1泊した後、明日は五能線の観光列車『リゾートしらかみ』に乗車します。

ビクティニ:明日は五能線の『リゾートしらかみ』に乗車か・・・。でも、午後からは天候が崩れるらしい・・・。本来は十二湖も見る予定だったけど、もう諦めるしか・・・

ヤドキング:聞いた話だと、予め購入したリゾートしらかみは一度キャンセルするそうじゃ。・・・とはいえ、あくまで予報だからこの先の天気はどうなるか分からぬがな・・・

マネネ:台風が上陸しちゃうんですか?とても心配ですね

ゴンベ:ああ、この時期はりんご狩りができるって聞いたから楽しみにしてたのに・・・

ところん:仕方がありませんね・・・。とにかく明後日は青森エリアの交通機関が止まる可能性があるので、明日はそのまま北海道に行ったほうがいいかもしれませんね

トトロ:・・・。

 

2日目おわり

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