皆さん、こんにちは。
令和初の正月旅行ということで、今回は『北海道&東日本パス』を使って、函館まで在来線で行くという旅行企画をしようと思います。
さて、今回購入した『北海道&東日本パス』について軽く説明すると、JR東日本とJR北海道のすべての路線及び青い森鉄道・IGRいわて銀河鉄道・北越急行の路線内の駅なら乗り降り自由で、普通列車と快速列車ならそのまま乗車できます。
この切符は利用開始日から7日間有効でジョイフルトレインやSLなどの臨時快速列車でも別途に指定券を購入してそのフリーパスと併用すれば乗車できるのです。もし、途中で特急列車や新幹線を使う場合はそのフリーパスは使用できないので、乗車券も含めて特急券と乗車する区間の分で別途に買わなければならないのは青春18きっぷと同じです。ただし、北海道新幹線の新青森駅~新函館北斗駅は別途に『特定特急券(立席券いわゆる空いている席のみで4,000円)』を購入すると乗車できます(青春18きっぷの場合は奥津軽いまべつ駅~木古内駅のみで『北海道新幹線オプション券(2,490円)』が必要になる。しかも接続が悪い)。また、『特急オプション券(1日分6,110円)』も別途に購入するとその切符と併せて北海道新幹線の新青森駅~新函館北斗駅の立席及びJR北海道の特急列車の自由席が利用できるというもので、北海道へ在来線を中心に旅行するなら青春18きっぷより非常に有利な切符かと思われます。ちなみに今回購入した『北海道&東日本パス』の値段が11,330円(小児5,660円)で、5回分の青春18きっぷなら12,050円と720円も安くなる上にフリーパスの方が有効期間が長いので、北海道や東北地方へ在来線旅を楽しみたい方には18きっぷよりも『北海道&東日本パス』を購入することをオススメします。
・・・というわけで、今回はそのフリーパスを使って在来線を進んで函館へ目指すという旅になります。我々が出発するJR川越駅から出発することになりますが、今回は日本海側を通るというルートになるので、JR八高線・上越線・羽越本線・奥羽本線を経由することになります。中でも羽越本線は天候や気候に左右されやすいので、旅程はよく考えてからルートを選定するようにしましょう(まあ、12月のような冬期なら運次第なのでなんとも言えませんが・・・)。
早朝5時半。我々は川越駅にいます。まだ日が出ていない中、出発します。
ビクティニ:おはよう!今回の旅は夜がまだ明けていない川越駅からはじまるよ!
ミュウ:まだ眠い・・・
ということで、ここから東武東上線、5:47発 各駅停車の小川町行きで小川町駅まで進みます・・・。
6:27小川町駅に到着。ここからJR八高線に乗り換えて高崎方面へ向かいます。
ビクティニ:ここから目的地の函館まではずーっとJR在来線を通る旅になるよ!
ミュウ:いよいよフリーパスの出番だね!
作者:さあ、長い長い旅のはじまりだ!
小川町駅7:01発 普通 高崎行きに乗車。
『北海道&東日本パス』の旅はこの田舎駅から始まった・・・。
朝焼けの車窓が流れてゆく・・・。
ビクティニ「だいぶ日が昇ってきたよ・・・」
ミュウ「いよいよ長い旅の始まりだね・・・」
7:57 高崎駅に到着。
ここで、朝食の駅弁『峠の釜めし弁当』を購入。後で、車内で頂こうと思います。さらにJR上越線に乗り換えて、そのまま北上していきます。
高崎駅8:24発 上越線 普通列車 水上行きに乗車。さらに終着駅の水上駅にて長岡行きに接続です。
群馬県北部まで進んできました。みなかみ町に入った辺りから辺り一面、雪に覆われています。やはり関東北部は雪が積もるんですね・・・。
9:30 水上駅に到着。ここで接続する9:45発の長岡行きに乗車します・・・。なお、水上駅から先の列車本数は極限に少ないので、関東から在来線(上越線)で日本海側方面に行く場合は時刻表をよく調べてから旅行を計画されるのをおすすめします。
ビクティニ:ここで乗り遅れると、何時間も足止めを食らうからね。
ミュウ:でも、ここは温泉街があるから、もし乗り遅れても日帰り温泉が楽しめる・・・なんてね。
作者:いや、ここで乗り遅れたら予定がすべて狂っちゃうからw
群馬県と新潟県の国境を潜る『新清水トンネル』を通過していきます。途中で通過する土合駅では何人か下車する人がいたようですが、車内はかなり混んでいます。
国境を越えたところで、越後湯沢駅に到着。ここで一気に多くの乗客が下車していきます。そして、ようやく空いたボックスシートにて先程購入した釜めし弁当をいただきます。
ビクティニ:ようやく朝食だ!
ミュウ:美味しそう。
新潟県までやって来ると、辺り一面雪に覆われています。この景色の山々も霧に霞んでいます。
ビクティニ:雪が積もっている・・・。やっぱり雪国だもんね。でも、昼間はそんなに寒く感じないのは不思議だね・・・?
ミュウ:朝、家を出た時は寒かったのに・・・。
列車が山間部から越後平野に入っていくと徐々に雪が少なくなっています。雪国のはずなのに雪が少ないのはちょっと不思議です。1月や2月ごろは冬本番でしょうけど。
ビクティニ:ここは雪国のはずなのに雪が少ないね。
ミュウ:これからはもっと積もるのかもね。
11:48 長岡駅に到着。
ここから弥彦まで行くのにはJR信越本線に乗り換え、さらに東三条駅から弥彦線に乗り換えですが、これがまた接続が悪いのか1時間も待たなくてはなりません。
ビクティニ:時刻表で調べた限り、信越本線の新潟方面は11:43の普通列車・・・今ここに来たのは11:48だから、惜しいところで接続が悪いようだね・・・。次が12:40・・・もう待てないから仕方なく新幹線だ・・・。
ミュウ:ここで新幹線を使うんだね・・・(^^;)
12:01 上越新幹線 とき315号 新潟行き
長岡→燕三条
12:10燕三条駅到着。ここで弥彦線に乗り換えて弥彦線に乗車します。ここで弥彦行きに乗り換えます。
ビクティニ:12:18 弥彦行き。新幹線だけでも1000円も出費になった・・・。まあ、接続の関係上仕方がないのかな・・・。
ミュウ:まあ、結果的に弥彦神社に参拝できるんだから良しとしようよ・・・。
ビクティニ:それもそうだな。
12:44 弥彦駅に到着。
ここで弥彦神社にて参拝しようと思います。
作者:以前、就活前に一度祈願したことがあるから、今回はそのお礼参りも兼ねて弥彦にやってきました。
ビクティニ:そういえば、去年も参拝したね。
ミュウ:その時は「就活がうまくいきますように」ってお願い事してたよね。
弥彦では分水堂菓子舗が販売しているスイーツ『パンダ焼き』が名物で美味しいらしいので、早速頂いてみることに・・・。なんでも、枝豆を使用した餡こが使われているのだとか。
ビクティニ:餡こが枝豆だとさっぱりしていて食べやすい。
ミュウ:美味しい!
おもてなし広場で昼食をいただきます。食堂では海鮮丼やうどんなどが提供されていますが、せっかく日本海ならではの海の幸を堪能したかったので、海鮮丼をいただきました。本当は寺泊で海鮮丼が食べたかったですが、弥彦でも海の幸が堪能できるので弥彦神社参拝とともに海の幸が堪能したいという方にはおもてなし広場や周辺のお寿司屋三などがあるので、おすすめです。
ビクティニ:新潟に来たら海鮮丼が食べたくなるね。いただきま~す!
ミュウ:串焼きも美味しいね。
シャワさん:エビ汁もうまい!
ゴンベ:うんめえええっぺ!
さあ、本日は弥彦神社にお礼参りと行きましょう。
弥彦神社は、以前の記事でも紹介したように弥彦山を御神体とする新潟県屈指のパワースポットなのです。
弥彦神社の創建年代は不明ですが、地元の人々からは古くから『おやひこさま』の呼び名で親しまれ、この神社で祀られている主祭神は、越後国の開拓の祖神である天照大神(あまてらすおおみかみ)のひ孫にあたる天香山命(あめのかごやまのみこと)で、この神様は『万能の神様』だと言われています。古代から朝廷・武将等により手厚い庇護を受けて来た弥彦神社は江戸時代に入ると幕府より神社・寺院の領地(寺社領)として安堵(領有権の承認・確認)された土地が、いわゆる朱印地となっているのです。
また、天香山命(あめのかごやまのみこと)というこの神様は、新潟の人々に稲作や漁の技術を教え、この越後国をつくったという言い伝えがあり、産業・農業・漁業の神として地元民を中心として古くから信仰されてきたといいます。こちらの弥彦神社では特に、仕事運向上のご利益を強く授かると言われていますので、仕事や人間関係で悩んでいるときにはぜひご参拝に行ってみては?
ビクティニ:だから就活がうまくいったんだね。
作者:そういうこと。
シャワさん:まあ、とにかく縁起のいい神社ということなんだね。何しろ、この神社のご利益で地元の人達の産業や農業が良い方向に導いたと言われているからね。
ということで、弥彦神社に参拝しようと思います。年明け前に参拝というのもたまには良いものです。大晦日や元旦にはかなり参拝客で込み合うとは思いますが・・・(^^;)
ビクティニ:来年こそ、災害が無く平和に暮らせますように・・・。
ミュウ:台風19号にやられた被災地の復興が進みますように・・・。
作者:この度は、就活が良い方向に導いていただき、誠にありがとうございました・・・。これからも安全に仕事ができますように・・・。
御朱印もいただきました。御朱印はかなり立派です。
令和になって、天皇陛下の御即位を機に記念樹が植えられています。次の時代になる頃にはこれが大きくなっていることでしょう・・・。
弥彦神社を参拝した後はロープウェイで弥彦山山頂に上ってきました。弥彦山は標高が634mと東京スカイツリーと同じ高さです。弥彦山も国定公園の中に位置し、その国定公園内もパワースポットの1つにもなっており、弥彦神社の御神体の1つにもなっています。
弥彦山の山頂からは日本海と佐渡島のシルエットが見えます。
ビクティニ:海の地平線の向こうには佐渡島が見えるよ!いつか佐渡島に行ってみたいね・・・。
ミュウ:佐渡島もいいよね。
ゴンベ:あの島にも美味しいものがいっぱいあるっぺね・・・。
シャワさん:弥彦山からみる佐渡島も一望ができるのが絶景だね。
山頂にはレストランがあり、食事や軽食ができます。私はレストランでおやつをいただきました。
今夜の宿は弥彦温泉街にある旅館でお世話になります。
ビクティニ:もう温泉に入りたいと思ってたんだ。
ミュウ:神社の近くに旅館があるのはありがたい・・・。
今夜の夕飯は温泉街にあるお寿司屋さんでちらし寿司をいただきます。
ビクティニ:さっきも海鮮丼食べたけど、夕飯も海鮮丼が食べたくなっちゃうね。いただきます。
ミュウ:美味しい!
ゴンベ:いただきま~すだ!!
ビクティニ:明日は羽越本線の『海里』に乗車するよ。そして、『海里』の終着駅である酒田駅からさらに北上して弘前まで進みます。
ミュウ:ここから北へ行けば行くほど寒くなるね・・・。
シャワさん:明日の天気は問題ないようだ。JR羽越本線は気候や強風とかに左右されやすいから、最初は不安だったけど、明日の天気はそんなに酷くないようだし、強風も心配ないだろう。
ビクティニ:それは良かった!なら、明日はそのまま羽越本線を問題なく通過できる。あとは『海里』に乗り遅れないように早起きだ!
ゴンベ:『海里』のお弁当も食べてみたいっぺ!
1日目 終わり
2日目へ続く・・・