ビクティニと昔ロマンのブログ

好きなポケモンと旅行に出掛けたり、鉄道名所(景観路線や歴史ある鉄道スポットなど)スポットめぐりや風光明媚な鉄道旅、日本の観光地の歴史や景観めぐりなどを紹介するコーナーです。よろしゅうお願いします。

SLぐんまみなかみ号に乗車。『たくみの里』で田舎体験!

みなさんこんにちは。今回はSLぐんまみなかみ号に乗車して、たくみの里で『和紙漉き体験』をはじめとする都会では味わう事のない体験をしてきました。

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高崎駅にやってきました。ここでSLに乗車しようと思います。

JR上越線を走るSLは当初『SL奥利根号』という名前でしたが、後に『SLみなかみ号』に改称されています。以前に乗車した『SL碓氷号』は信越本線なのですが、今回乗車する『SLみなかみ号』は上越線を北上していきます。

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高崎駅に入線してきた『SLみなかみ号』。今回はC61型蒸気機関車です。

さあ、記念すべき令和初のSL列車にご対面です。

ビクティニ:C61-20号機だ!

ミュウ:令和になってもSLは元気だね。

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『SLみなかみ号』の客車はSL列車としては典型的な茶色い客車。いわゆる旧型客車が使われています。

『SLみなかみ号』の客車自体は昭和10~20年代に製造された車両で、巷では『旧型客車』またの名を『レトロ客車』と呼んでいます。これらの客車が現役だったころは車内にエアコンが無かったことから、夏場は大変蒸し暑かったといいます。

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旧型客車の車内。天井には白熱灯や扇風機が設置されていて、いかにもレトロな雰囲気が醸しています。

ビクティニ大井川鉄道のSLに乗った時もこんな感じだったね。上越線は在来線では幹線なので、いかにも当時の国鉄時代の急行を彷彿させられるような空間だよ。
ミュウ:扇風機が動いているね。令和にこんなに昔ながらの列車が走っているのは驚きだ。

ビクティニ:ま、旧型客車が現役だったころは冷房が無かったのは日常茶飯事だったらしい。今ではもう考えられないよね・・・。

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『SLみなかみ号』の切符。国鉄時代は硬券を使っていたのでしょうね・・・。

今回は沼田まで乗車します。本来なら水上まで走っていますが、今回は尾瀬も行きたいので、沼田駅でレンタカーを借りて『たくみの里』をはじめ、尾瀬に近いホテルまでドライブするという形です。尾瀬まではホテルの企画ツアーで行くことになります。

 

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渋川駅では点検作業のため、約20分間停車。

渋川駅はお察しの通り、『伊香保温泉』の玄関口です。さらにここからJR吾妻線が分岐されていて、有名な草津温泉や嬬恋高原、北軽井沢の入り口にもなっています。

ビクティニ:SLはやっぱりいつ見てもテンションが上がる!以前に伊香保温泉で令和を迎えたのが想い出になりそうw

ミュウ:今回は尾瀬まで行くものね。

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渋川駅ではゆるキャラのいしだんくんがお出迎えです。

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C61型蒸気機関車の動輪は3つ装備されていることから、形式の冒頭に『C』が付いています。これは主に急行や特急などの旅客列車で活躍とともに高速化を前提に動輪が大きくなっています。

 

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機関士さんたちが出発に備えています。

ビクティニ:機関士さんたち、忙しそう。

ミュウ:機関士さんたちも頑張っているね。

 

★乗車映像★


ミュウとビクティニ SLみなかみ号に乗車 高崎→沼田

 

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11:24に沼田駅に到着です。ここは周辺には老神温泉や吹割の滝といった観光スポットがあり、さらに尾瀬の玄関口にもなっています。

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我々は沼田駅でSLみなかみ号ことC61-20号機をお見送りです。この後は水上方面へ向かって発車していきました。

ビクティニ:C61はかっこいい!

ミュウ:煙突から煙が上がっているよ。

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沼田駅にはぐんまちゃんのイラストに歓迎のメッセージが掲げられています。

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先程、高崎駅売店で買ってきた峠の釜めし弁当『おぎのや』をいただきます。

ビクティニ:釜めしうまい!

ミュウ:ちょっと冷めてるけど、ご飯が美味しい!

この後はレンタカーで『たくみの里』に向かいました。

 

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さて、『たくみの里』に到着です。ここは道の駅になっています。アクセス性としては上越新幹線上毛高原駅またはJR上越線沼田駅後閑駅から路線バス猿ヶ京温泉行きで行けるようですが、ここに停まる本数は少ないので注意が必要です。不安ならレンタカーかマイカー、タクシーで行くことをお勧めします。ここでは伝統手工芸・歴史文化・食文化の伝承をはじめ、高齢者の生きがい対策を目的とし、地元の物産・農産物・人材を活用し始まったとされています。現在では『和紙の家』をはじめとする20件以上のたくみの家が集落に点在し、どのたくみの家でも手軽に手づくり体験ができ、匠の職人技を見学することもできるということで、田舎体験したい人にはおすすめだと思います。

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このあたりは『宿場通り』になっており、もともとは『新治村』だったのですが、現在は合併されて『みなかみ町』になっています。昭和50年代までは養蚕を中心にした純農村であり、現在でも水田を中心に農地が多く、宿場通りには養蚕に適した特徴ある構造の民家など農村風景が残されています。ここでは、都会では味わえない田舎ならではの体験・食・買い物ができます。農村という事もおり、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような雰囲気です。また、宿場通りは国土交通省の歴史国道に選定され、地域住民による植栽や電線を敷設するなど周囲の建物に配慮した風光明媚な景観になっています。

ビクティニ:まるでどこぞの時代劇みたいw

ミュウ:長閑な感じ・・・。

作者:10年前の家族旅行で行ったな・・・。

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宿場通りにはこんな水車もあります。なんか癒されますね・・・(*´ω`*)

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和紙体験は『和紙の家』で体験できます。ちなみに事前予約でなくても、随時受け付けているようです。

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和紙は『コウゾ』(クワ科)という原料が使われます。栽培がしやすい上、たくさん作れ、繊維も取り出しやすいことから、日本で一番多く使われています。書き初めを書いたりするほか、生活用具として使われる和紙のほとんどはこのコウゾの紙が使われています。和紙の漉き方は簡単で、原料の入った舟水(水とトロロをザブリして出来た液体)に『すけた』という四角い枠の道具で何度も手前から漉いていきます。時々水を戻しながら漉いていく、その繰り返しになります。これを『流しずき』といいます。そして、紙を漉いた後はもみじや紙の飾りなどを貼り付けていきます。ちなみに私はポケモンの中で特に大好きなミュウやビクティニを入れて「令和」の文字も作りましたw そして、絵付けした後は上から舟水の液体をゆっくりかけます。ただし、かける際に飾りがズレないように注意しましょう。ここまで出来たら完成です!ちなみに和紙ができてから、自宅まで届くのに大体1週間かかります。

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お昼にはお蕎麦もいただきました。いかにも手づくり感があって美味しかったです。蕎麦湯も濃厚です。

 ミュウ・ビクティニ:お蕎麦美味しい。

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宿場通りの他に庄屋通りや寺通りがありますが、宿場通りから離れると段々田畑が広がる景色に変貌していきます。

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周りの畑にはそば畑やリンゴ畑が広がっています。

ビクティニ:長野にいるみたい・・・。

ミュウ:たまには田舎の空気も吸ってみたかったんだ。

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たくみの家では一部はかつて小学校や保育園の施設を「体験施設」として再利用しているようです。こういった活用も良いですよね。大きなわら細工もなかなかのアート感ですな~。

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他にも七宝焼きも体験しました。七宝焼きも簡単で銅板に水の入った砂をまんべんなく埋めていき、それに小さいビーズを埋めて3分ほど焼けば出来上がりです。

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見学もしてみました。

ビクティニ:どれも高級品みたい。

ミュウ:どれも綺麗だね。

作者:昔の中学時代の宿泊学習の体験で「七宝焼き」なんてコースがあった気がしたけど、実際今回が人生初だわw

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完成したものがこちら!私は生活用品のもので体験したかったので、七宝焼きの部分が本当に小っちゃいですw(水色の部分が七宝焼きです)

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おやつはたくみカフェでケーキとコーヒーをいただきました。残り3個しかなかったのでラッキーでしたw

ミュウ・ビクティニ:ケーキ美味しい。

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田んぼの広がる風景は「田舎に帰ってきたな~」という実感が沸きますね。

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さて、あとは宿へ直行です。

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たくみの里から車を走らせて約1時間。今回は尾瀬に近い宿ということで水上高原ホテル200に宿泊です。ちなみに明日にはホテルが企画する尾瀬のアクティビティツアーに予約してあるので、それで尾瀬に行こうと思います。

ビクティニ:なんか途中でお猿さんを見たよ。

ミュウ:なんかいたね。

作者:地味に疲れたわw

 

★おまけ★

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ホテルの部屋でテレビを見ようとしていたら、たまたまカードキャプターさくらのアニメがやっていましたw

ビクティニ:カーキャプもなかなか面白いなあw

ミュウ:ほんとに愉快だ。

作者:そういや、自分が小っちゃい時に観た気がするw

この後、我々は露天風呂に入ったり、夕食のバイキングでごちそうになりました。

明日は尾瀬を散策します。

 

続く