ビクティニと昔ロマンのブログ

好きなポケモンと旅行に出掛けたり、鉄道名所(景観路線や歴史ある鉄道スポットなど)スポットめぐりや風光明媚な鉄道旅、日本の観光地の歴史や景観めぐりなどを紹介するコーナーです。よろしゅうお願いします。

正月旅行 厳冬の山陰旅 厳島神社にて早朝参り&弥山で正月ハイキング

皆さんこんにちは。

今回は、早朝に厳島神社で参拝したいと思います。

 

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早朝の表参道

お正月は昼間に厳島神社に参拝に行くとどうしても混雑になってしまうので、密を避けるため早朝に参拝をします。

厳島神社の参拝は朝6時からなので、朝5時半に起床し、5時50分頃に旅館から外出します。厳島神社までは徒歩5分くらいで、そのまま表参道を歩いていきます。やはり早朝ということもあってか、さすがにこの時間帯ではお店はやっていません。

ビクティニ:まさか、こんな朝早くに神社参拝に行くとは思わなかったな・・・。さすがにこんな朝早く参拝に行くってなると、まだ暗いし人もほとんどいない・・・・。

ミュウ:シーンとしていてちょっと不気味かも・・・。

作者:町の中で明かりがあるだけマシです。

 

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厳島神社 参道入口

昼間なら、賑わうはずの厳島神社の入口もさすがに早朝の時間帯ではガランとしており、ほとんど人がいません。

夜のように暗い参道にそびえ立つ大きな鳥居も、昼間に訪れる厳島神社とは違和感があります。こうして島内に宿泊すると静まり返った早朝の厳島神社の参道を見ることが出来るのはかなり貴重ではないでしょうか。

しかし、いくつか屋台が並んでいるのが確認できますが、やはり初詣の時期なので、屋台の準備とかしているのではないでしょうか。

ビクティニ:人っ子一人いない厳島神社の参道は初めて見る・・・。なんというか、ちょっとシュールな感じだけど、確かに密にならずに済むから、落ち着いて参拝に行くのなら、ある意味いい時間帯かもねw

ミュウ:朝とはいえ、真っ暗な中で参拝に行くのはちょっと不安かな・・・。でも、海の向こうに夜景が見えるからちょっと安心・・・かな?

 

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早朝の宮島から見る海越しの夜景

もうじき朝6時になりますが、まだ空は暗いので海の向こうには、廿日市市の夜景が見えます。

早朝の初詣のついでに夜景が見られる機会はなかなかありません。厳島神社のある宮島『日本三景』の一つとして知られており、参道に配置されている灯籠松の木など、とても風流な景観です。

 

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厳島神社の大鳥居

『海に浮かぶ鳥居』として知られる厳島神社の大鳥居です。

この大鳥居は平安時代に建てられたもので、現在の大鳥居で八代目ということになります。

我々が訪れた時に、先日訪れた原爆ドームと同様に改修工事されていました。・・・というのも、厳島神社の大鳥居は水が引いているときを除いて常に海の中に立っており、鳥居自体が木造なので、どうしても大鳥居の根元は腐食してしまうからなのだそう。しかも、この大鳥居は、一見地面(海底)に打ち込まれているように見えますが、実は6本の柱で支えられた大鳥居自体の総60トンの重さで支えているからなのです。そこで、『根継ぎ』という技法を用います。古くなった部分だけ切り離し、『別木』といわれる新しい木材を継ぎ当てることで、大鳥居の改修ができるのです。そうでなくても、海水が干潮の時は大鳥居の元まで歩いていけることもあり、あの鳥居の根本に小銭を差し込む参拝者がいるのですが、それは、やってはいけないことなのです!

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こうして大鳥居に硬化やコインを差し込めば、鳥居の根元の浸食が激化してしまう恐れがあるので、みなさんも、厳島神社の参拝に行かれるのであれば、このような行為は慎んでいただきたいと思います。

 

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早朝の厳島神社 本殿

早朝の厳島神社の様子です。

朝6時を過ぎたとはいえ、まだ暗く本殿の明かりが目立つほどで、まるで夜の神社に参拝しにきたかのようです。

暗闇の中で明かりに包まれた幾つもの小さな灯籠松の木、奥に見える本殿が、幻想的な雰囲気を醸しています。しかし、早朝なのか海水は干潮のようです。

 

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厳島神社 本殿 入り口

さあ、早朝の厳島神社で初詣と参りましょう。

厳島神社は平成8(1996)年、『世界文化遺産』に登録されています。

まずは、受付にて参拝料300円を払って参拝券をもらいます。そして、水場で手や口を清めてから、参拝しましょう。

厳島神社の本殿は、海の上に建てられていることもあり、回廊はあたかも龍宮城のような雰囲気を醸し出しています。

この本殿は国宝に指定され、本殿には市杵島比売命(いちきしまひめのみこと)、田心姫命(たごりひめのみこと)、湍津姫命(たぎつひめのみこと)の宗像三女神が祀られています。その御祭神の三女神は、海の神、交通運輸神、財福の神、技芸の神として信仰されています。したがって、『交通安全』『水難避け(船や釣りなど)』『学業成就』『勝負に勝つ』『家内安全』『商売繁盛』『病気平癒』『安産祈願』『身体健康』などのご利益があります。

ビクティニ:こんな朝早くに厳島神社で参拝とは初めてだ・・・。人がいないし、落ち着いて参拝が出来るぞ。

ミュウ:まるで、夜の神社で参拝しているみたい・・・。

 

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厳島神社 客神社

境内に入ったら、すぐ手前にある『客神社』で参拝します。

この神社は厳島神社境内にある小さな神社ですが、境内の入り口から入ってすぐの場所にあるため、その名前がついたと思われます。

一見すると『きゃくじんじゃ』と読まれがちですが、実は『まろうどじんじゃ』と読むそうです。いわば、『まろうど』は『客人』と書いて『客人をもてなす』という意味が込められているからです。ちなみにこの神社が建てられていた平安時代当時は『客宮(まろうどのみや)』あるいは『客人宮(まろうどのみや)』と呼ばれていたそうです。

(二礼二拍手一礼)

ビクティニ:これからも、事故やトラブルなどがなく、安全に旅行ができますように・・・。

ミュウ:今年も平和に過ごせますように・・・。

 

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厳島神社 回廊

厳島神社の回廊は本殿を中心に『東廻廊』『西廻廊』に分かれています。

厳島神社境内にある社殿群はいずれも海の上に建てられた、いわゆる『寝殿造り』が用いられています。

それらの社殿を通路として繋げるため、『回廊』が設けられています。この通路は屈折しつつ『廊下』として社殿群とともに同時に仁安2(1168)年に造営されたもので、東西の回廊で275メートルに及びます。浜の入り江に沿うような形で造営されていることから、回廊から見る瀬戸内海の景観は美しいものです。また、各々の社殿群に用いられている『寝殿造り』は、10世紀の『国風文化』とともに生まれた建築様式です。いわゆる高床式の木造建築の一種で、主に母屋や庇(ひさし)で構成されており、外側には壁がなく、柱だけで構成されるという開放的なものになっています。そして、この『寝殿造り』の特徴は平安時代に貴族が住んでいたことから、『上品』かつ『繊細』な仕様になっているということなのです。まさに龍宮城にいるような空間でさえも感じさせられます。

ビクティニ:空がまだ暗い早朝の中、海の神社で参拝するというのも、なんか不思議な気分・・・。

ミュウ:まるで龍宮城にいるよう・・・。廊下の提灯とかも雰囲気出ているね。

 

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厳島神社 本殿 参拝

さて、いよいよ厳島神社の本殿にて早朝参りおよび初詣です。

本殿は飛鳥時代の593年に創建されたもので非常に歴史が古く、安芸国の権力者であった佐伯鞍職が夢の中で神託を受け、宮島の御笠浜に『伊都岐島神』を創祀したのが始まりとされています。

現在の社殿が建てられたのは仁安2(1168)年のことで、平安時代の権力者であった平家こと、平清盛公によって現在の社殿に改築され、現在に至っています。この神社はおよそ1400年の歴史があり、その中で本殿の改修および造営はわずか2回のみという平安時代当時から変わらぬ美しい姿をよく残しています。1回目が平清盛、そして2回目が元亀2(1571)年に毛利元就でそれぞれ再建が行われてきました。平家の総帥でもあり、この神社の造営を行った平清盛も厳島神社を深く信仰していたことから、別名『平清盛ゆかりの神社』ともいわれています。

ビクティニ:この神社は1400年の歴史を誇っているだけあって平安時代当時から残っているのは奇跡的・・・。そして平清盛ゆかりの神社なだけあってとても厳かな雰囲気・・・。ということで、(二礼二拍手一礼)今年は例の病気の呪いがなくなり、安全かつ素晴らしい旅ができますように・・・。

ミュウ:旅行時に地震や台風などに見舞われませんように・・・。

この後、お祓いも受けてきたのでありました・・・。

 

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五重塔の見える厳島神社

参拝を終えた後、次第に空が明るくなってきました。本殿の向こうに見える五重塔が雰囲気を出しています。

 

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厳島神社 反橋

『西廻廊』を歩いていくと左側に『反橋』が見えます。

別名『太鼓橋』ともいわれ、全長24メートル、幅4メートルある橋で、高欄には丹塗、橋桁には黒塗りで施されています。この橋は鎌倉時代に架けられたものとされ、宏二3(1557)年、毛利隆元、父子によって再建されたものです。往時には天皇の使者(勅使)がその橋を渡って御本殿に入られたことから、『勅使橋(ちょくしばし)』といわれています。

 

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旅館の朝食

さて、厳島神社で早朝参り・初詣を済みまして、旅館に戻り、朝食をいただきます。

ビクティニ:参拝後の朝食は美味しい。

ミュウ:朝食の器もいい感じだね。

にょろもう:うまい!

 

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五重塔と人力車

今回の旅行の最終日なので、最初は水族館だけ回ろうと思いましたが、どうせなら弥山にも行ってみようと思い、人力車でロープウェイのりばまで回ってみます。厳島神社の大鳥居、五重塔、宮島の通りなどを回りました。宮島で人力車に乗るとは思いませんでしたが、なかなか経験できないので貴重な経験になりました。

 

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弥山ロープウェイのりば紅葉谷駅

ということで、弥山に行ってみます。

まずはロープウェイのりばからリフト、そして中間地点(榧谷駅)からロープウェイに乗り継いで弥山まで行きます。

ビクティニ:ここもやはり人がいないようだ。いつもここは混んでいたから、チャンス!行ってみよう!

ミュウ:そうだね。

 

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獅子岩展望台から見た瀬戸内海

ロープウェイで獅子岩駅までやってきました。

駅からすぐの場所に展望台があり、ここから瀬戸内海の景色が眺められます。

ミュウ:瀬戸内海がキレイ!

ビクティニ:海に浮かぶ島々のシルエットも、まさに瀬戸内海の風景だ!

 

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弥山 大本山大聖院

宮島には、厳島神社だけでなく、幾つか寺院もあります。

その中で最古の歴史を誇る総本山仁和寺の大本山大聖院です。

このお寺は弥山山頂へ続く道の途中にあり、厳島神社の別当寺として祭祀を司り、社僧を統括してきたのです。

 

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消えずの火

霊火堂には『消えずの火』といわれる霊火が1200年前から燃え続けています。

大聖院を開いたのは大同元(806)年のことで、弘法大師(空海)が唐からの帰りの途中で宮島の弥山で求聞持の修行の時に『護摩の火』として焚いたとされる霊火で、今日まで途絶えることなく現在に至って燃え続けています。この霊火は広島市の平和記念公園にある『平和の灯火』の元火にもなったといいます。その火で沸かした大茶釜に入っている霊水には『万病にも効く』といわれ、そのお湯をいただくことができます。いわゆる『パワースポット』であり、『弥山の七不思議』の1つにも数えられています。また、消えない永遠の愛を誓うことでも効果があるとされることから、多くのカップルも訪れられ、『恋人の聖地』にも認定されています。

 

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宮島の鹿

宮島に訪れると、必ずと言っていいほど鹿に出くわします。

むろん、弥山の登山をしている時も例外なく見かけます。

なぜ宮島に鹿が生息しているのかは未だにですが、鹿は水中でも泳ぐことが出来るそうで、泳いで宮島までたどり着いたという説があるとかないとか・・・?しかし、この島に昔から住んでいるというのはあながち間違いではないようです。ある一説によれば、『鹿は神様の使い』ということから、昔から大切にされています。

 

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弥山の原生林

弥山の山頂に近づくほど、所々で原生林が目立つようになってきます。

宮島の森林地帯では、一万年以上前からほとんど手つかずの状態で残っており、この一帯は『ツガ林』といわれ、昭和4(1929)年に天然記念物に指定されています。瀬戸内海の島々でこのようにツガ林の残っていない、非常に貴重な森林地帯でもあります。

 

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弥山 山頂

獅子岩駅から歩いてかれこれ40分、弥山の山頂にたどり着きました。

標高は535メートルあり、山頂からは瀬戸内海と海に浮かぶ島々をはじめ、廿日市市や広島市、山口県岩国市などの景色が360度ビューで眺望できます。『宮島の真価は弥山の山頂からの眺めにあり』というように、伊藤博文も感動していたのだそうです。また、展望デッキもあり、瀬戸内海の景色を眺めながら休憩できます。

ビクティニ:山頂から見る瀬戸内海の景色には感動した・・・。来てよかったな・・・。

ミュウ:あまりにもいい景色なので、山陰の雪のことなど忘れてしまいそう・・・。

にょろもう:浮かんでいる島も素敵~。

 

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宮島名物 穴子丼

弥山ハイキングの後は、昼食に宮島名物の穴子丼をいただきます。

ビクティニ:弥山で山登りした後の昼食はとても美味しい!牡蠣やお好み焼きもいいけど、宮島といえばやはり穴子丼が最高!いただきます!

ミュウ:いつも家で食べるスーパーで買ってきたウナギ丼より美味しい!

にょろもう:わーい、ぼくの好物だ~、いただきま~す!

 

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宮島水族館 スナメリ

昼食の後は、広島県で唯一の水族館である『宮島水族館』にも行ってみます。

宮島水族館では、瀬戸内海や広島県の河川などに棲む水中の生き物が展示されています。

中でも、この水族館では『スナメリ』という小さなクジラやカワウソが目玉のようです。スナメリは、日本の太平洋側を中心に沿岸部の浅瀬に生息する生き物です。もちろん瀬戸内海でも生息しており、かつては多くの個体が生息していましたが、最近では個体数が少ないためか、絶滅危惧種にもなっているほど貴重な生き物とされています。また、スナメリは美しい海にしか生息しないことから、スナメリを保護する活動が行われています。そのため、スナメリは瀬戸内海のシンボル的存在とされています。フェリーで宮島へ向かう途中で海を見ていると見かけることもありますが、スナメリはイルカと違ってジャンブせず海面から背中を出すだけで、見つけるのにはなかなか難しいのだそうです。一見イルカに似ていますが、スナメリの背中には背びれがなく、代わりに頭から尾びれの根元まで2~3cmほどの隆起が出ています。ところで、なぜ『スナメリ』といわれているのかというと、スナメリは海底の砂に潜っている魚やイカなどをエサとするため、自分の息で砂を吹き飛ばしてエサを捕食する習性があり、その姿が砂を舐めているように見えることから、『スナメリ』と呼ばれています。地方によっては『ナメウオ』『ナメソ』『デゴンドウ』などと呼ばれていたりするそうです。スナメリは鯨類の中では最小ですが、瀬戸内海に生息する生き物の中では最大の大きさで、平均で体長が160~170cm、体重が50~60kgあります。

ビクティニ:あ!スナメリだ!まるでイルカみたい!スナメリは瀬戸内海に生息している生き物の中では一番大きいらしい。

ミュウ:正面から見ると笑ったような顔だね。

にょろもう:かわいい~。

 

 

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フンボルトペンギン

 他にもフンボルトペンギンアザラシなども見られます。

フンボルトペンギンは体長65~70cm、体重4.5kgあり、温帯性気候のペルーやチリの海岸などに生息しています。しかし、野生のペンギンは近年、エサとなる魚類の乱獲が相次ぎ、さらにエルニーニョ現象などの環境変化から、次第に個体数が現象しつつあるようです。そのため、絶滅危惧種になる可能性があると思われます。
この水族館ではアシカショーの他に、フンボルトペンギンやカワウソのふれあいなど、様々なプログラムが用意されているので、時間があればいかがでしょうか?

★宮島水族館の様子★

youtu.be

 

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牡蠣筏(かきいかだ)

広島の瀬戸内海では牡蠣の養殖が盛んに行われています。

瀬戸内海の至るところで、牡蠣を養殖する筏(いかだ)が見られるかと思いますが、日本における牡蠣の生産量は全国的に見ても、その半数以上広島県で生産されています。それは、瀬戸内海に位置する広島湾の波が穏やかで、川からの栄養が豊富です。また、広島湾には養殖中の親牡蠣が一斉に産卵をするため、牡蠣の種がたくさん採れるのです。

夏には牡蠣の養殖を行うため、筏に無数の帆立貝を沖合に吊るしておきます。すると牡蠣の種が帆立貝に付着します。これを『採苗連』といいます。それから2~12ヶ月間、牡蠣の種の付いた『採苗連』を干潟に移します。これは干潮時に干上がる場所で日光や風にさらされることで、環境変化に強い牡蠣にするため『体力づくり』させます。これを『抑制』といいます。さらに抑制後の牡蠣をプランクトンの多い沖合に吊り下げて、たくさんプランクトンを食べさせることで大きく育ちます。そして、みるみる大きく育った牡蠣は収穫され、各地のスーパーや魚屋さんに出荷されます。こうして牡蠣は今日も我々の食卓に使われるのです。

 

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宮島名物 焼き牡蠣

そして、宮島観光の軽食やおやつなどに焼き牡蠣としても使われています。

ビクティニ:広島といえば、焼き牡蠣も隅に置けないね。磯のにおいが香ばしくて美味しい。

ミュウ:『海のミルク』っていうくらいだから、カルシウムも摂れるよ。

 

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帰りのフェリー

さあ、宮島を十分に楽しんだところで、帰りましょう。

デッキのベンチに座ればフェリーからは、瀬戸内海の景色宮島のシルエットを眺めることができます。そして、運が良ければ瀬戸内海を回遊するスナメリが見られることもあります。ちなみに青春18きっぷで旅行される旅行者ならJR西日本宮島フェリーだと使えるので、おすすめです(※松大汽船では青春18きっぷは使えないので注意)。

ビクティニ:スナメリいないかな~。

ミュウ:スナメリが好きになったんだね・・・(^^;

 

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岡山駅

宮島口駅まで戻った後、青春18きっぷを活用してJR山陽本線の普通列車でひたすら岡山方面へ進んでいきます。途中、広島駅の駅ビルで夕食を食べた後、そのまま東へ進みます。

宮島口17:47発 普通 糸崎行きに乗車→広島18:10着

(広島駅の駅ビルにて夕食)

広島19:16発 普通 糸崎行きに乗車→三原20:31着

三原20:34発 普通 瀬戸行きに乗車→岡山22:05着

ビクティニ:長かった山陰旅も楽しかった。今回は青春18きっぷを使ったのは初めてだよ。おかげでのんびり普通列車の旅が楽しめたw

ミュウ:ぼくなんか寝ちゃった。うっかり接続列車に乗り遅れるところだった・・・。

 

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在来線の改札口から関東へ・・・

岡山駅を22:34に出発するサンライズエクスプレス出雲・瀬戸号 東京行きで西日本を後にします。先ほど広島駅からここまで青春18きっぷで進んできたと思えば、長い旅になりました。ここからサンライズエクスプレスで関東へ帰る時は、寝台列車特急扱いなので乗車券は青春18きっぷでは適用されないので、青春18きっぷで広島から岡山まで来た場合、そのきっぷで一回改札を出ます。予め購入した乗車券と寝台特急券で在来線改札に通します。

ビクティニ:ついに西日本とお別れか・・・。思えば、山陰は大雪で大変だった・・・。

ミュウ:途中で山陰本線の列車が止まったものね・・・。

 

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サンライズ出雲で西日本を後に・・・

22:34 サンライズエクスプレス出雲号 東京行き 乗車

定刻発車したサンライズエクスプレス出雲・瀬戸号は岡山駅を後に関東へ向かって静かに走り去ってゆくのでありました・・・。

ビクティニ:さらば西日本・・・。

ミュウ:とても楽しい正月旅行だったよ・・・。

 

『正月旅行 厳冬の山陰旅 厳島神社にて早朝参り&弥山で正月ハイキング』をお伝えしました。

 

『正月旅行 厳冬の山陰旅』 おしまい 

最後までご拝読いただき、ありがとうございました。