ビクティニと昔ロマンのブログ

好きなポケモンと旅行に出掛けたり、鉄道名所(景観路線や歴史ある鉄道スポットなど)スポットめぐりや風光明媚な鉄道旅、日本の観光地の歴史や景観めぐりなどを紹介するコーナーです。よろしゅうお願いします。

【GW青森・函館旅1日目】快速『海里』号&羽越・奥羽本線で青森へ

皆さん、こんにちは。

GWに青森と函館へ旅行に行ってきました。

今回は、新潟駅から快速『海里』号の乗車とともに、羽越本線や奥羽本線の列車で1日かけて青森県の弘前まで進んでいきます。

大宮駅から上越新幹線で新潟駅へ向かいます。9:01新潟駅に到着。

 

新潟駅で朝食

新潟駅に到着したら、朝食をいただきます。

 

快速『海里』号

さて、新潟駅から出る臨時快速『海里』号は4番のりばより10:11に出発とのことなので、9:50頃に改札を通り4番のりばへ。

すると、すでに入線していたので我々がホームに出ると多くの旅行者が列車を撮影している光景を目にしました。なお、この日は満席とのことで、私は今回コンパートメント席を予約したのですが、そこは相席とのことで、やはり一人旅には向いていません。なので、一部始終売店のある3号車での撮影とともに昼食もそこで食べることになったのです。

ビクティニ:2年ぶりかな、久しぶりの海里号だ!

ミュウ:KAIRIのヘッドマークが華やかしいね。

 

★海里号の乗車映像★


www.youtube.com

 

新潟駅を出発する海里号をお見送り

10:11新潟駅を出発。その際、多くの駅員が列車を見送ってくれました。

ビクティニ:お達者で~!ぼくらは青森と函館へ行ってきます!

ミュウ:バイバイ!

ビクティニポンチョのピカチュウ:またきなせ~!

ニョロモ:みんな賑やかそう

ゴンベ:早くお弁当が食べたいっぺ~

 

新潟の田園風景をゆく海里号
新潟駅を出るとしばらくの間、田園風景を駆け抜けていきます。

羽越本線は、新津駅~秋田駅の間を約272km結ぶ主要幹線ですが、新潟駅から出る『海里』号は途中の新発田駅まで白新線を通ります。白新線や羽越本線の沿線は新潟らしくあたり一面に水田地帯が広がっています。この頃は、すでに田植えが始まっているのでしょう。

さて、羽越本線をゆく快速『海里』号は、新潟駅~酒田駅間にて土日祝日を中心に運行されています。1~2号車は一般客用の指定席で、1号車はリクライニング席、2号車はコンパートメント席。3号車は売店のある展望ルーム(イベントスペース)4号車は旅行商品専用のダイニング席になっています。ダイニング席では、スタッフの方が料理を席へ提供してくれます。その料理内容は新潟の料亭『鍋茶屋』、日本料理『行形亭』、料亭『いちしめ』などから料理が提供されるようになっています。ただし、ダイニング席は2名以上からなので一人旅向けではないようです。

しかし、一人旅でも車内での食事はできます。食事は、新潟駅などで駅弁を購入するか3号車で海里オリジナルのお弁当を購入することですが、せっかく海里号に乗りに来たということで、私は海里オリジナルのお弁当を購入することにします。以前は予約制で、みどりの窓口などで予約券を購入する必要があり、お弁当を受け取る際にみどりの窓口で購入した『バウチャー券』を売店で引き取るという形式でしたが、今回からは3号車の売店での販売となったため、乗車当日に購入出来るようになっています。ただし、なくなり次第売り切れとのことなので、早めの購入がよろしいでしょう。ちなみにお弁当は2,300円といささか高めですが、海里ならではのコンセプトが詰まったオリジナル弁当なので、普通の駅弁より食べてみる価値はあると思います。

 

 

海里号から見える日本海の車窓
村上駅を出ると、進行方向の左側には日本海が広がる光景を目にします。

ここからは、羽越本線の中でも海の車窓は風光明媚です。海岸に点在する岩礁を目の前に、日本海があたり一面に広がっています。天気が良ければ『粟島』が見えますが、この日は雨気味なのか沖の方は霧につつまれていて見えません。

ビクティニ:ガンバ ガンバ ガンガンガンバ♪ 日本海だよガンバ♪ 笹川流れだよガンバ♪

ミュウ:霧につつまれていて、向こうは真っ白!

ビクティニポンチョのピカチュウ:ちょっと暗いかな・・・

ニョロモ:真っ白な海だ・・・

ゴンベ:お弁当を食べながら見たいっぺ

 

海里特製『加島屋御膳』弁当
ということで、先ほど購入したお弁当で昼食タイムです。

お弁当の献立には『キングサーモンの味噌漬け』『いくら醤油漬け』『丹波黒豆の甘煮』『帆立照り焼き醍醐味』『松前漬け』『海老しんじょう』『柳カレイの天ぷら』そして『魚沼産コシヒカリ』などが入っており、新潟ならではの郷土料理が堪能できます。

加島屋は、新潟に構える海産物加工食品の製造販売として安政2(1855)年より創業した老舗です。これには『料理は作った人の愛情と真心が感じられなければならない』という信念からの思いが込められているからこそ、加島屋の伝統的な味が伝わってきます。また、『鮭茶漬け』の販売も行われています。

ビクティニ:そろそろ食事にしよう。いただきます!

ミュウ:これまた豪華そう。いただきます。

ゴンベ:うまいっぺ!

にょろもう:美味しい。

ビクティニポンチョのピカチュウ:美味しい!

 

笹川流れ

羽越本線の車窓で一番の見所といえば、『笹川流れ』が有名です。

笹川流れは11kmの海岸線が続き、海の景観としては日本屈指の透明度を誇ります。日本海の波の浸食によって造形された奇岩や洞窟、岩礁など、変化の富んだ風景が芸術的であることから、国指定の名勝ならびに天然記念物に指定されています。また、日本百景にも選定され、かつての集落名が『笹川村』であったこと、沖合に浮かぶ岩場まで潮流が見られたことから、その名前の由来になったそうです。

この笹川流れを通る羽越本線は、かつて走っていたD51やC57のSLをはじめ、国鉄時代の寝台夜行急行、そしてトワイライトエクスプレスやあけぼの号などのブルートレインも走っていた鉄道名所の1つでもあるのです。

ビクティニ:海の景色を見ながら食べるお弁当は格別だね!

ミュウ:羽越本線の車窓から見る海岸の景観がきれいだね!

ゴンベ:このお弁当、特別にうまいっぺ~!

にょろもう:おいしいね!

ビクティニポンチョのピカチュウ:とっても美味しい!

全員:ごちそうさまでした!!

 

庄内平野
新潟県から山形県に入りあつみ温泉を過ぎると、庄内平野に入ります。

庄内平野は、新潟と同様に米どころである他、かぶやきゅうり、なす、ふきなど庄内地方ならではの野菜の栽培が行われています。

庄内平野に入ると、鶴岡駅に到着します。鶴岡市は、クラゲの水族館こと『加茂水族館』をはじめ羽黒山、致道博物館、桜めぐりなど見どころがあります。

ビクティニ:海の景色が終わっちゃった

ミュウ:海からまた田園風景に変わっちゃったね

ゴンベ:ごちそうさま~。お弁当美味しかったっぺ~

にょろもう:いっきに景色が変わったよ

ビクティニポンチョのピカチュウ:田んぼの景色になっちゃった

 

最上川橋梁
鶴岡市を出ると、奥の細道で有名な最上川橋梁を通過していきます。

この橋梁では、平成17(2005)年に特急電車が脱線事故を起こした場所でもあります。なんでも風速40メートル以上の突風が列車を襲い脱線したという大惨事になったといいます。南無三・・・。

 

酒田駅に到着

12:44酒田駅に到着。

新潟駅から出発して2時間半あまり・・・酒田駅に到着しました。

酒田市は、かつて北前船で賑わっていた湊町であり、鳥海山『飛島』といわれる離島もあります。

次の秋田方面の列車は、14:43発の特急いなほ号秋田行きで2時間近くも空いているので、しばらく周辺を散策してみます。北前船の名残と思わしき日和山公園へ行くためにレンタル自転車を借りようと思ったのですが、この日はあいにくの天候であったため、レンタルはできませんでした・・・。その代わり、観光協会の人からは日和山公園への行き方を教えてくれました。

ビクティニ:次の列車が14:43発だから2時間近くもあるぞ・・・。でもこの日は雨でぼくはほのおタイプだから雨は苦手だな・・・。

ミュウ:でもせっかくだから散策してみよう。

 

酒田市は『おくりびと』のロケ地
酒田市は、石畳になっている通りが風光明媚になっている街です。

このように趣のある石畳の道路に大悟の生まれた街の美しい景色のワンシーンとして映画『おくりびと』のロケ地にもなっていました。そして、奥に見える赤い鳥居は日枝神社の鳥居です。

 

日枝神社(下日枝神社)
酒田駅から歩いて約15分ほどで日和山公園にたどり着きます。

日和山公園の一部が『日枝神社』の境内になっています。御祭神は大己貴神(おおなむちのみこと)、大山咋神(おおやまくいのみこと)、胸肩仲津姫神(むなかたなかつひめのみこと)の三神で、最上川の流域変遷のため天文永禄年間頃より対岸袖之浦(向う酒田)よりこの神社を奉じて川を渡り東禅寺酒田の西方に酒田町組なる民居を創始したのがはじまりとされています。当初遷座は西浜おふじ山付近、次に荒町の移り、さらに正徳2(1712)年、現在地にて南北両殿、神仏両式の祭祀にて山王両社とも称しました。宝暦元(1751)年の大火に見舞われ、さらに本間光丘造営の大社殿が7年後ふたたび大火に見舞われました。こちらの現社殿は天明4(1784)年、本間光丘によって建立されたものです。明治27(1894)年の酒田大地震で大被害を受けるもすぐに修復され、地元の人々からも総欅造りの社殿は『山王さん』として親しまれています。5月19日から21日までの3日間は『山王祭(酒田まつり)』で賑わいます。酒田市の日枝神社には上・下日枝神社があり、随神門や社殿など、素晴らしい規模や細工を誇っています。

 

山王鳥居

日枝神社の鳥居である『山王鳥居』は、神明鳥居の上部に三角形の合掌域は破風の如きものが加わった、日枝神社独特の鳥居です。この鳥居は昭和36(1961)年秋の強風によって従前の木造大鳥居は倒壊の災いに遭ったものの昭和56(1981)年篤志の奉納で再建されました。鳥居の御神号額は当時陸軍大将であった西郷隆盛御筆の明治17年新調のものを再掲したものです。

 

日和山公園

日和山公園は、酒田市のシンボル的な公園として親しまれています。かつて酒田の湊に出入りした船頭衆がここから日和を見て出航の判断をしたことからその名がついたといいます。

 

千石船(北前船)
公園内にある修景池に浮かぶ北前船こと千石船が展示されています。

これは酒田がかつて北前船の寄港地として栄えていた名残でもあるからなのです。この修景池は河村瑞賢の開発した西廻り航路と寄港地を表現したもので、千石船が日本海を航海する様子が再現されています。しかしながら、この日は天気が悪いからか、帆は畳まれたままです。

 

西廻り航路

河村瑞賢は、湊町酒田の繁栄に貢献した豪商です。寛文12(1672)年、徳川幕府は急増する江戸の人々への食料供給として、出羽の御城米を江戸に運ぶことを屈指の豪商こと河村瑞賢に命じました。

瑞賢はここ日和山に御米置き場を設置、酒田から江戸に回漕する西廻り航路を開発し、米穀・紅花などの流通と海運の向上に大いに貢献しました。これによって酒田の名声は全国に高まり、日本海有数の良港として繁栄をもたらす基礎が築かれることとなったのです。

 

千石船と灯台

河村瑞賢によって開発された西廻り航路が開発された寛文12年から出羽国でとれた幕府米を、酒田港から日本海まわりで江戸に回漕するために活躍したのが千石船で、池に展示されている船は『日和丸』です。

江戸時代、日本海沿岸の廻航船を北前船あるいは弁才船と呼んでいましたが、千石船は文字通り米を千石(150トン)積めるという意味で、荒波にたえるためドングリ型となっています。

当時の酒田港には、横帆一枚、十数人の乗組員で、西廻り航路八百里の荒波を往来した千石船などが、毎日数多く入港して賑わいを見せていました。修景池に浮かぶ船の大きさは原型のおよそ二分の一ながら、現存する北前船の模型では国内最大のものだそうです。

 

酒田は文学の街でもある
酒田市は日本海有数の湊町として栄えていたこともあり、かつては北前船の寄港地としては日本の中心と言われるほど栄えていました。

また、酒田市は湊町としてだけでなく、日本海に沈む夕日や鳥海山の景観、日本三大急流『最上川』など、様々な景勝があります。そのため、松尾芭蕉をはじめ多くの文人墨客が足をとどめ、すぐれた文芸作品を残していることから、文学の街としても知られています。日和山公園には来遊文人の文学碑が建立され、『文学の散歩道』も整備され、当時の文学を後世に伝えています。

 

酒田の木造六角洋式灯台
日和山公園の脇にそびえ立つ木造六角洋式灯台は、北前船で栄えていた頃の名残であります。

この灯台は、明治28(1895)年10月20日に最上川左岸河口の宮野浦に竣工されました。北前船で賑わった棟梁は佐藤秦太郎といわれています。この灯台名は酒田灯台こと宮野浦灯台で、のちに対岸の大浜に移転。さらに昭和33(1958)年に近代灯台が完成したことから、明治の洋式灯台は役目を終え、現在はここ日和山公園に移築保存されています。

 

酒田港
酒田港はかつて北前船で栄えていた港町でしたが、現在では山形県唯一の重要港湾にして国際貿易港として地域経済と生活を支える大きな役割を担っています。

他にも、地球環境の保全や循環型社会の構築といったことが重要視されることから、平成15(2003)年には国土交通省からリサイクルポートに指定され、現在では全国で22箇所ある静脈物流拠点にもなっています。この指定を踏まえ、より一層なリサイクル関連企業の集積に力を入れており、今後は広域的なリサイクルネットワークの拠点としての役割も期待されているそうです。さらに平成29(2017)年からは海外からのクルーズ船も寄港するようになったことから、インバウンドにも期待されている模様です。なお、ここは夕日スポットにもなっているようです。

ビクティニ:古めかしい灯台が港町という雰囲気を醸し出しているね。

ミュウ:いろんな船が停泊しているよ。

 

酒田駅に保存されている9600型蒸気機関車の動輪

2時半頃に酒田駅に戻ります。

改札を通ると、ホームにはかつて酒田駅構内の入換用機関車で使われた『9600型蒸気機関車』の動輪が保存されています。この動輪がついていた9632号は、当初は九州で活躍し、のちに米沢・酒田へと移り、米坂線や陸羽西線などで活躍しました。

 

特急いなほ号

 

14:43発の特急いなほ5号がホームに入線してきました。

この列車で一気に秋田へ向かいます。そして、先ほど乗ってきた『海里』号も帰りの新潟行きの準備に備えるべく、向こうのホームに滑り込んできます。なお、通常期ならこの特急いなほ5号は酒田止まりのようですが、GWの時期に限っては秋田まで運転されます。

 

酒田以北の羽越本線の車窓

酒田から更に先の方も海の景色が見えますが、先ほどの笹川流れのように奇岩や洞窟、岩礁などはあまり見られません。このあたりは穏やかな海岸線になっています。しかし、冬場になるとこのあたりは強風や積雪などで運休になることも珍しくありません。

こうして、車窓は田園地帯や海の景色という車窓の変化が淡々と流れていきます。時々、風力発電の風車が雄々しく回転しているのが目に映ります。

 

秋田駅に到着

16:04秋田駅に到着。

秋田駅は、秋田新幹線、羽越本線、奥羽本線、男鹿線の列車が集うターミナル駅です。秋田といえば、なまはげをはじめ、きりたんぽ、秋田犬が有名です。そして、『あきたこまち』という有名な米どころでもあります。

さて、ここから更に先にある青森の弘前まで行く次の奥羽本線の列車が16:50発の普通列車の青森行きです。待ち時間が40分もあるので、軽食してから出発することにします。

ビクティニ:この辺で気軽に食事ができるところはないかな・・・

ミュウ:とりあえず駅そばはどうかな?

 

秋田駅で駅そば

秋田駅の改札を出ると駅そばのお店があったので、そこで軽食にしました。

ビクティニ:どうせならきりたんぽが食べたかったけど、時間も時間だし、駅そばで軽食でいいか。いただきます!・・・うまい!

ミュウ:駅そばもたまにはいいね!

ゴンベ:うまいっぺ!

 

普通列車 青森行き
さて発車15分前になり、8番のりばへ移動。16:50秋田発 青森行きの普通列車に乗車します。

すでに青森行きの普通列車が停まっていました。

青森方面へ行く奥羽本線の列車はやはり長距離を行くからか3両編成で運行されています。しかしながら、これまで海里号や特急の快適な車内とは打って変わって701系というロングシートの電車です。今度は2時間半ほどの乗車で弘前に到着するというこれまた長い旅です。

ビクティニ:東北地方ではおなじみの701系か・・・。

ミュウ:目的地までまだまだ長くなりそうだね・・・。

 

奥羽本線の車窓
秋田駅を出ると奥羽本線の車窓には、田んぼの風景があたり一面に広がります。

ここも羽越本線と同じように単線だったり複線だったりの変化も見られます。このように貨物も通るような幹線であるにも関わらず単線の区間もあるのは、まるでローカル線のようです。そして、秋田駅を出てから1時間後、東能代駅に到着。この駅では五能線への乗換駅となっています。東能代駅を出ると、白神山地の麓に沿うように進んでいきます。ここもまた車窓の変化に富んでいます。

ビクティニ:このあたりから山の景色へ変わっていく・・・。

ミュウ:白神山地も近いのかな・・・?

 

早口駅

そして、奥羽本線の駅名の中にはアイヌ語なまりの駅名が多かったりするのですが、珍しい駅名もあります。中でも『早口駅』という駅名は非常に珍しいです。小さめの駅でも、ホームが狭い小さな駅もあれば、構内が広い駅も点在しています。それらの駅はほとんど国鉄時代とは変わっていない雰囲気を残しつつ、寂れた印象が感じ取れます。

 

大館駅

秋田犬で有名な大館駅に到着です。ここでは花輪線の乗換駅になっています。

大館駅を出ると、次第に日が暮れ、やがて車窓は真っ暗になっていきました。3両編成の電車は暗闇の中を走り続けます。

ビクティニ:まるで幽霊電車に乗っているみたい・・・。

ミュウ:怖いこと言わないでよ・・・。

 

碇ケ関駅
そして、青森県に入ると車窓は完全に暗闇に包まれていきます。

停車中の碇ケ関駅のような大きめな駅でも完全にがらんとした雰囲気に包まれています。秋田以北の奥羽本線の駅のほとんどにはICカードの改札機が無い上、この時間帯になると駅員のいない無人駅が多いように感じられます。地方の駅ではあるあるの雰囲気ですが、どことなく寂しい感じがします。このように大きめな駅では2面3線になっていることが多いですが、もっとも本数が少ない路線で旅客列車が退避を行うことはまずないでしょう。ちなみに、冬になると雪が積もります。

 

大鰐温泉駅

青森県で有名な温泉地『大鰐温泉』の最寄り駅です。向こうには弘南電鉄の電車が止まっていましたが、ほとんど乗る人がいないようです。どうせなら大鰐温泉にも泊まりたかったですね・・・。

 

弘前駅に到着
そして、秋田駅から乗車して2時間半、ついに弘前駅に到着です。

弘前駅に到着したのは19:24のことです。到着したホームの壁には『ようこそ弘前へ』のメッセージが掲げられています。

ビクティニ:ようやく弘前駅に到着したよ。初めてGWに弘前に来たけど、桜は咲いているかな。

ミュウ:秋田からここまで来るのに2時間以上もかかっちゃったのか・・・。

 

弘前駅にある旧図書館と藤田記念庭園のオブジェ

弘前駅の1番のりばには旧図書館と藤田記念庭園のオブジェが展示されています。

弘前市といえば弘前城で有名ですが、他にも旧図書館や藤田記念庭園が観光名所になっています。しかも、ミニチュアの模型まで展示されているのも結構こっています。

 

弘前駅の出口には桜まつりの歓迎が

弘前駅から出てみると、『弘前さくらまつり』の歓迎メッセージが出ています。GWの弘前市では桜のシーズンでもあります。他にも世界文化遺産に登録されている『大森勝山遺跡』があります。

ビクティニ:弘前さくらまつりの歓迎がすごいね。

ミュウ:大森勝山遺跡なんてあったんだ・・・。

 

弘前の街にも桜の飾りが

ホテルの前の商店街にも桜の飾りが施されています。この後、桜のライトアップが見たかったのですが、タクシーの運転士さんによると既に桜は散っているとのことです。

ビクティニ:明日に弘前城の桜を見ようよ。

ミュウ:そうだね。

 

夕食は新潟駅で買ってきた駅弁をいただく

待ちに待った夕食の時間です。夕食はホテルの部屋で新潟駅で買ってきた駅弁を食べました。ちらしずしの弁当が美味しかったです。

ビクティニ:いただきます。・・・うまい!新潟駅で買った弁当を弘前で食べることになるとはね。

ミュウ:夜桜の時に見ようと思っていたらしいけど、もう桜のシーズンは終わってるんじゃないかと思って断念したみたい。でも、桜まつりは開催されるそうだよ。

ビクティニポンチョのピカチュウ:お弁当美味しい!

ゴンベ:うまいっぺ!

にょろもう:うまい!

 

 

GW青森・函館旅1日目 終わり

2日目へ・・・