ビクティニと昔ロマンのブログ

好きなポケモンと旅行に出掛けたり、鉄道名所(景観路線や歴史ある鉄道スポットなど)スポットめぐりや風光明媚な鉄道旅、日本の観光地の歴史や景観めぐりなどを紹介するコーナーです。よろしゅうお願いします。

令和初の正月旅行 北海道&東日本パスで函館へ 4日目

こんにちは。あらためまして、明けましておめでとうございます。今回は、元旦の日函館の神社初詣をしようと思います。

 

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新年最初の朝食

朝食は伊達巻に黒豆に数の子に昆布巻きに筑前煮など、お正月らしくおせち料理です。

ビクティニ:みんな、明けましておめでとう!

ミュウ:明けましておめでとう!

ゴンベ:明けましておめでとうだっぺ~!おせち料理うまいっぺ!

シャワさん:明けましておめでとう。これからもよろしくな。

 

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門松

お正月なので、ホテル玄関に飾られた門松が新しい年を思わせます。さて、函館方面へ参りましょう・・・。

 

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元旦の大沼公園

大沼国定公園にやってきました。朝食を食べていた時には晴れていたようですが、ここから駒ヶ岳が見えるはずなのですが、雲の中に隠れてしまったようです。それにしても、雪に覆われた大沼湖はまさに銀世界ですね。

ビクティニ:元旦とはいえ、駒ヶ岳は見えないようだ・・・。初日の出見たかったね・・・。

ミュウ:雲に隠れちゃったのかな?

 

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函館本線のディーゼル

函館本線の列車はみんなディーゼルです。このあたりは、普通列車のディーゼルをはじめ、特急列車貨物列車などもバンバン通過しています。写真の列車は『キハ40系』という国鉄時代からあるディーゼル列車です。

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函館本線には2つの支線が存在している

実は駒ヶ岳や大沼国定公園周辺の函館本線には『藤代支線』『砂原支線』の2つ路線が存在します。

『藤代支線』七飯駅~大沼駅が本線と並走するように、『砂原支線』本線が大沼公園内を通過しているのに対し、大沼駅~森駅間の海側を走っています。これらの路線が、本線を8の字を描くようにまたがっています。これは列車の行き先が同じでも、途中の経路が経由する列車によって異なります。例えば、函館駅発森行きの普通列車が「砂原経由」と表記されているのなら、砂原支線経由になります。経由が「大沼公園経由」なら「本線経由」になります。では、なぜ2つに別れているのかというと、これにはそれぞれの経緯があります。

『藤代支線』は路線図を見れば分かるように七飯駅~大沼駅間には駅が一つもありません。北海道新幹線の接続駅である新函館北斗駅とは別の場所に敷かれているためスルーされています。なぜかというと、新函館北斗駅のある本線は勾配が急であることから、下り列車(札幌方面への列車)がその勾配を通過できるようにするため、緩やかな勾配を高架橋として敷かれたものです。なので基本的には、普通列車の一部の列車、新函館北斗駅を経由しない特急列車、貨物列車などの下り列車のみ通過すると思われます。
一方、『砂原支線』本線とは対照的に駒ヶ岳の内浦湾側(噴火湾側)を走っています。これも経緯としては藤城支線と同じですが、もともとは第2次世界大戦中に貨物列車の輸送力増強のため、急勾配のある本線とは別の場所に『バイパス線』として建設されたものとされています。なお、その路線ができる前は『渡島海岸鉄道』と『大沼電鉄』の2つの私鉄があったようですが、いずれもその路線が函館本線の支線として国鉄に買収されたようです。現在では、一部の普通列車が砂原線を経由し、上り(函館方面への列車)の貨物列車が通過します。

 

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キハ40系車内と雪景色の車窓
北海道で活躍しているキハ40系の内装はほぼ国鉄時代のままです。もちろん普通列車のディーゼルなので、のんびりした速度で走っています。これに乗っていると、いかにも旅情を誘う感覚です。

ビクティニ:雪景色の北海道はいいよね。

ゴンベ:外は雪だらけだっぺ~!

 

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はこだてライナー
 さて、新函館北斗駅ではこだてライナーに乗り換えます。はこだてライナーは北海道新幹線の開業後に合わせて、もともと渡島大野駅だった駅が新函館北斗駅として開業し、新函館北斗駅と函館市街の利便性を図るため、新函館北斗駅まで電化されて登場したのです。また、はこだてライナーには快速普通列車の種別があるようです。

 

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函館駅

11:25 函館駅に到着。

ここから函館市内を周遊します。

ビクティニ:元旦になってからようやく函館に着いたね。

ミュウ:でも、さっきより寒いね・・・。

 

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函館本線の起点
函館本線は函館駅を起点として、小樽・札幌を通り、終点の旭川を458.4kmで結ぶ北海道で1番長い路線です。函館と札幌を結ぶ幹線ということもあり、特急列車貨物列車などがたくさん通っています。

 

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函館の街に到着

さて、関東から出発して4日・・・ついに函館の街に到着です!

函館市は、約26万人あまりの街で、当然ながら北国なので冬は雪が降るほど寒い気候です。また、100万ドルの夜景をはじめ、海鮮丼イカ漁レトロな街並み教会や修道院などといった観光地が有名です。

ビクティニ:さあ、函館に着いたところで函館ゆかりの神社に初詣に行きましょうか・・・。

ミュウ:あちこちに雪が積もっているね。

 

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函館八幡宮

・・・ということで、函館駅から路面電車に乗り換えて『函館八幡宮』にて初詣に・・・。『函館八幡宮』は市電で谷頭地駅で下車して徒歩10分のところにあります。

ビクティニ:神社に着いたと思ったら雪が降ってきちゃった。

ミュウ:うう・・・寒いね~。

 

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函館八幡宮にて初詣

 ということで、初詣です。

函館八幡宮は後花園天皇文安2(1445)年、亀田郡の領守河野加賀守政通が、この函館の地に館を築いた際にその東南の隅に八幡神をお祀りしたと伝えられたと言われている函館ゆかりのある神社です。

ビクティニ:(二礼二拍手一礼)今年は災害の無い日になれますように・・・。

ミュウ:(二礼二拍手一礼)ティニくんとまた旅行ができますように・・・。

 

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函館八幡宮の御朱印

御朱印もいただきました。

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函館ひかりの屋台 大門横丁

 さて、初詣が終わったところで函館駅前にある『函館ひかりの屋台』を散策してみます。ここでは、函館ならではのグルメやお土産の屋台が取り揃っています。また、昭和の雰囲気がモチーフになっています。

 

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大門横丁はレトロな雰囲気に包まれている

大門横丁の内装はブリキの看板など、昭和の雰囲気ならでは雰囲気に包まれています。その昭和の雰囲気にちなんで丼店のほかに居酒屋やラーメン店などがあります。ただ、元旦なのであまりやっているお店が少なかったので、フードコートにある油そば屋で油そばをいただきました。

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抹茶のスイーツ

また、せっかくなのでスイーツも頂いてみます。木の容器に入った抹茶のティラミスはとても濃厚でかすかに木の香りがするので美味しかったです。

 

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函館ベイエリア

さて、今度はベイエリアにやってきました。ベイエリアはその名の通り、海沿いにあるエリアで赤レンガ倉庫が立ち並んでいます。

赤レンガ倉庫は、金森倉庫の創業者である初代渡邉熊四郎が後に金森洋物店として開業したのが始まりと言われています。明治2(1869)年、榎本武揚ら旧幕府軍が降伏し、開拓使出張所が函館に置かれたという新しい時代…。当時24歳、長崎から函館にやってきた熊四郎は、旧金森洋物店(現市立郷土資料館)・旧金森船具店で輸入雑貨や船具の販売等、数々の事業を営み、特に社会、文化事業に果たした、いわば『函館四天王』の一人として創設期の函館に数々の業績を残しました。その功績は後に、学校や病院の建設、公園や水道施設の整備等、多くの公共事業にも貢献したのです。

ビクティニ:僕らの後ろには『赤レンガ倉庫』があるよ。これが函館のシンボルの1つでもあるんだよね。

ミュウ:雪が降ってきたね・・・。寒い・・・。

 

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函館 赤レンガ倉庫

函館のベイエリアにあるレンガ倉庫は、明治20(1887)年に営業倉庫業に乗り出した時、三菱会社との合併により日本郵船会社となったことで、不要になった共同運輸会社の倉庫建物、地所を買い取ったのが倉庫業の始まりです。創業当初は預かり荷物が不足していたものの、明治23(1890)年頃には海運隆盛の動きに比例するように預かり貨物量が増大し、倉庫が不足するほど重要な倉庫だったといいます。しかし、明治40(1907)年8月、東川町より出火した火災によって金森倉庫は6棟が焼失という大損害となりました。それでも、その後はすぐに不燃質倉庫の再建を指示し、あれだけ大規模な火災だったのにも関わらず、驚くほど復興が早く遂げたのです。そして、明治42(1909)年5月に完成したのがこの『レンガ倉庫』といわれています。

しかし、昭和後期に入ると輸送形態の変化や北洋漁業縮小などの諸事情から、倉庫業はかつての活気は失っていきます。その一方、金森倉庫(後のレンガ倉庫)が注目されるようになり風格のある建造物から、映画やテレビ、CMなどに写し出され、知名度が徐々に高まっていきました。当時の金森倉庫幹部らは、倉庫業における危機的状況を回避すべく、会社に余力があるうちに新たな事業への転換をと考えることとなったのです。そして、昭和63(1988)年4月、『金森赤煉瓦倉庫』『金森赤レンガ倉庫』という観光スポットとして海運業が盛んだった当時の面影を今でも色濃く残し、今日に至っています。

ビクティニ:洋風な赤レンガが、かつての倉庫として活躍していたことを物語っているね。今ではショッピングスポットとして活用されているよ。ちなみに、我々はお土産にオルゴールを買いました。

ミュウ:レンガ造りの建物はすごいよね!

 

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函館山ロープウェイで夜景を見に行こう

函館は100万ドルの夜景が綺麗なことで有名です。夜景を見るのなら、函館山の山頂から見るのがおすすめです。函館山は、ロープウェイで行くことが出来ます。ロープウェイの運賃は往復で1,500円です(子供700円)。

 

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函館山ロープウェイ
125人も収容できる大きなゴンドラは秒速7mという凄まじい速度で上っていきます。この速さなら約3分で山頂に行けます。そして、元旦ということもあってか、ゴンドラの中はかなり混んでおり、しかも外国人観光客が結構多かったようです。

 

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函館山から見た夜景
山頂に到着しました。函館山は標高334mあります。山頂には展望台があり、そこから函館の100万ドルの夜景が見下ろせます。また展望台の他に、レストランや売店などがあります。ただ、我々が展望台に着く頃には既にデッキ側はとても混んでいたので、撮影するのにはブレまくりですm(_ _)m でも、初めて函館の夜景が見れたので満足ですハイ・・・。さらに雪が降っているので、デッキにいるだけでも手が固まるほど寒かったので、撮っては建物の中への繰り返しになりました・・・。

 

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函館名物『いかめし』

売店では『いかめし』も売っていたので、いただきます。

ゴンベ:これが『いかめし』だっぺ!これが食べたかったっぺ~!いただきますだ~!

 

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建物内から撮った夜景

外で撮った時は混んでいた上、ブレまくりだったのに建物内から撮ると何故か綺麗に撮れるようです。これは、帰りのロープウェイの待ち時間に撮ったものです。そして、帰りのロープウェイもかなり混んでいました・・・。

 

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夜の函館市電

さて、日が暮れてきたので、市電で今夜のホテルに向かいます。

ただ、この時期は正月ということもあり、大晦日の終夜運転もあってか、元旦の市電は18時台で終電になってしまうとのこと。もし終電に乗り遅れたらタクシーを呼ぶ羽目になりますので注意しましょう。また、その時期以外でも夜になると本数が減り、終電も早くなってしまうので、よく調べてから行動するのが望ましいでしょう・・・。

 

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今夜のホテル

・・・ということで、今夜のホテルに到着です。この後、ラーメン食べに市電で行こうと思ったのですが、既に終わってしまったようで・・・。また、元旦なのでやっている飲食店はあまりないとのこと。仕方がないので近くのコンビニで夕食を買って部屋で食べることとなりました。

 

4日目終わり

5日目へ・・・